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(元)心臓病仲間のアンケート(第二弾)

(元)心臓病仲間のアンケート(第二弾)を実施いたします。 (10月15日現在の回答者数: 31名)

アンケート第一弾に回答されていない方でも第二弾に回答して頂いてもちろん結構です。
また(元)心臓病仲間のアンケート(第一弾)も引き続き回答を募集中です。

アンケート実施の主旨については、前回(第一弾)のアンケート募集記事をご覧ください。今回も有意義なアンケート結果を発信できればと思っております。(元)心臓病仲間のみなさまのご協力を宜しくお願いいたします。

・対象は心臓手術のみです。その他の部位の手術はアンケート対象外です。
・心理的な面についての質問もありますので、必ず心臓手術経験者が記入してください。
・個人の特定はいたしません。ハンドルネームは公開しません。
・集計結果を後日当ブログ上で公開しますので、公開可能な情報のみ記入してください。
・複数回の心臓手術を経験されている方は、基本的に最新の心臓手術について記入してください。
・回答記入後、「確認」ボタンを押下し、その後、「送信」ボタンを押下してください。(「確認」ボタンだけでは送信されません)
・おひとり様、一回限りの送信でお願いします。






アンケート企画・回答集計: カムバックハートこと鍋島

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術後四十四回目の外来(新横浜ハートクリニック)

外来の受付開始直後は混んでいることが多いので、今日はあえて少し遅めに到着するように新横浜ハートクリニックに向かった。ファーストフード店で朝のコーヒーを一杯飲んでから、受付へ。予約票を提出し、血圧測定を自分で行う。測定結果の紙片を受付に差し出すと、直ぐにそのまま採血へ。次いで、心電図検査。3階に上がって、胸部レントゲン撮影。受付からここまで15分程。異常に早い。次の検査である心エコー検査は2人待ち。

その間、心臓リハビリテーション室の前のソファーに座って待つ。心臓リハビリ室は、徳田先生が室長を務めてらっしゃる。徳田先生には、私が大和成和病院で手術を受けた時に術後の院内リハビリでお世話になった。東京ハートセンターでもそうだったが、心臓リハビリ室の扉はいつも開けてあり、オープンな雰囲気。待合ソファーから中を伺うことができて、二人の術後の方がリハビリプログラムをこなされていた。徳田先生は心臓リハビリの超、超専門家で、週末も日本全国で心臓リハビリの講演を行い全国に普及活動を行われているようだ。



心エコー検査開始。いつものように淡々と検査は進む。終わり際になって技師さんから、「胆嚢にポリープがあるのをご存知ですか?」と質問された。これは初耳だったのでちょっと驚くが、画像も見せてもらい、大きさ5mmの良性と思われる胆嚢ポリープの存在を知るに至った。ここ数週間、腹部の違和感を感じてはいたのだが、こんなポリープくらいでは自覚症状はでないそうなので、それは別の原因による違和感の模様。(先日激しいアウトドア運動をして腹部の筋肉をひねった感じがあったのでそれだと思われる。)

検査を終え、ロビーに戻ると、間髪入れずに深津さんからコールがかかる。診察室には南淵先生。いつもは検査が終わってからしばらく待つのに、今日はあまりにも早く呼ばれて調子が狂う。南淵先生に「さっきのエコー検査で胆嚢ポリープを指摘されました」と伝える。胆嚢に関わる血液検査の項目をチェックしてくれるが異常はない。気にせず経過観察というところの模様。心臓の検査で、胆嚢ポリープが見つかるというおまけ付きの今日の定期外来でした。

今日は早かったです。受付10時、会計終了11時40分。新横浜ハートクリニックも開始してから1年を過ぎたのでスタッフの皆さんの手際もかなり効率的に早くなっているようです。次回外来は、中2カ月での11月11日(日)の予約となりました。

受付に置いてあった、「ナイチンゲール伝 図説看護覚え書とともに」 茨木 保 著 という本をパラパラと見たら面白そうだったので今度買って読んでみようと思う。

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【集計結果】 (元)心臓病仲間のアンケート(第一弾)

「(元)心臓病仲間のアンケート(第一弾)」の集計結果を発表いたします。(2018.9.22: 2名分の回答を追加)

この集計結果は、(元)心臓病患者の100%実体験に基づくデータです。実は今回集計作業を進める過程で、ある種の興奮が突然湧き上がってきました。それは、心臓病の本、雑誌や一般メディアを介してでさえも、この集計結果ほど価値のある情報を見つけだすことは容易ではないと思ったからです。定量的な集計結果に加えて、私自身の手術体験と当ブログを10年近く運営してきた中で仲間から聞いてきた話を元に、私なりの定性的な考察も文章で埋めてみました。これから心臓手術を受ける方、受けるかもしれない方々には、大いに参考にしてもらえる内容だと思います。但し、僧帽弁弁形成術を40歳の時に受けた管理人の当ブログの読者からの回答のみで構成された結果です。世の中一般のインターネットやアンケートの類に関心を持たれていない方々も含めた心臓手術体験者の全体的傾向とは幾分異なる面がありそうです。その点にはご留意の上、読み進めて頂ければと思います。

個人個人の心臓手術の体験を、ある同一のヒアリング条件下で規模集約してみると、全体としての共通性や傾向性、意外な特徴が現れるようになります。回答して頂いた方は、自分が各回答の正規分布上の果たしてどの辺に位置しているのか興味を持たれていることと思います。その結果は想像通りだったり、予想外だったり。術後の仲間の皆さんはそういう見方で集計結果を楽しんでもらうのも一つの方法かなと思っています。

今回のアンケートは、心臓病仲間に回答を促したり、回答集めの案内メールを送ったりは一切しておりません。純粋に、当ブログに訪問頂き、アンケートの回答に時間を割いて頂いた方々ばかりです。ハンドルネームを見ると、集まりでおなじみの仲間もいれば、初めてコンタクトして頂いたと思われる方が実は半数以上いらっしゃいました。関東近郊の集まりで直にコミュニケーション築けているのはごく限られた人数の仲間に過ぎないのだと改めて感じました。回答募集期間中に気付かれなかった方も多いと思います。回答は引き続き集めていますので、今からでも(元)心臓病仲間のアンケート(第一弾)に協力頂ければ幸いです。サンプル数が増えましたら集計結果を更新したいと思います。

実は、2010年に考心会が心臓病アンケート調査Ⅱを実施しています。私自身も回答したアンケートの回答者数は533名と当ブログの今回のアンケートよりはるかに規模の大きなものでした。質問内容も多岐に渡っており、実に貴重な価値を持ったデータ集であります。南淵先生の考察も載せられています。真似にならないようにと、考心会のアンケートを見返さずに今回の(元)心臓病仲間のアンケートを企画してみました。

貴重な体験データをご提供頂いたアンケート回答者の皆様、どうもありがとうございました。この企画は続ける価値があると考えますので、近いうちに発表するアンケート第二弾にも引き続きご協力をよろしくお願いいたします。次回は術後の仲間にとっても参考となるアンケート内容をより多く盛り込んでいきたいと考えています。

なお、私は統計学の専門家ではないので、もしかしたら集計方法等に誤りがあるかもしれません。お気づきの点がございましたら遠慮なくお知らせ頂ければ幸いです。

集計結果】 (元)心臓病仲間のアンケート(第一弾

①アンケート回答者の性別と年齢層:
01-a 回答者の性別
01-b 回答者の年齢層と性別

アンケート回答者は男性が7割弱、女性が3割強でした。私がブログで知り合った方々のイメージは男女半々くらいなので、今回の結果はやや男性に傾いたのかもしれません。年齢層的には、40代、50代、60代の方が中心でした。これも実際のブログ読者の年齢層は30代以前の若い方や70歳以上の方がもっといらっしゃるはずです。今回は術後の方へのアンケートであることと、インターネットを介してアンケートに答える作業に慣れているかどうかなどの状況も反映されたものと思っています。

②受けた心臓手術の術式:
02 受けた心臓手術の術式

僧帽弁弁形成術が最も多く、次いで大動脈弁置換(生体弁)が続いています。当ブログ管理人が受けたのが僧帽弁弁形成術であったことから当ブログに到達された方の影響が大きいと思われます。しかし、僧帽弁なら弁形成、大動脈弁なら弁置換というのが最も件数の多いポピュラーな手技ではあるようです。弁置換は性別や年齢を問わず生体弁を選択される方がだんだん増えてきているように思えます。メイズ手術や三尖弁形成手術は、それ自体が単独で行われることは少なく、僧帽弁や大動脈弁の手術と同時に行われることが多いようです。その他の手術が4件ありました。アンケートでは内訳を聞かなかったのですが、ペースメーカー埋め込みや自己弁温存大動脈基部置換術(デイビッド手術)があると聞いています。

③これまでに心臓手術を受けた回数:
03 心臓手術を受けた回数

ほとんどの方が1回。つまり1回の手術できちんと心臓病を治癒させることができるのが現在の心臓手術の実力のようです。先天性心疾患で幼少期に一度受けて、大人になってから2回目を受けたという方もいらっしゃいます。3回手術の方は、バイパス手術の方でした。集まりで会う方の中には心臓手術を2回受けた方は珍しくはないので、将来的には生体弁の劣化に伴い再手術を受けるなどの再手術経験者が増えてくるものと思われます。再手術であってもリスクは以前に比べて減ってきているようです。

④心臓手術を受けた病院をどのようにして見つけたか?(複数回答可):
04 心臓手術を受けた病院をどのようにして見つけたか?

インターネットや本などを使い自分で調べて手術する病院を見つけた方が一番多くて7割近くを占めています。その次が内科医の紹介先の病院で受けたという方で3割。数十年前は、患者がお医者様を選ぶなんてことは許されるような時代ではなかったそうです。しかし現在は、心臓のように命を落とす危険もあるリスクの高い手術を受けるに際しては、患者の側がそれなりの調査を行って信頼できる病院や医師を見つけ出すというプロセスを実行される方が多いようです。内科医からの紹介でも、その紹介先に信頼を感じたのであれば全く問題はありません。家族・知人からの紹介=9%が意外に少ないと感じました。心臓病となると家族や他人任せではなくて、治療を受ける病院を自分自身で決断するという意識が強くなるのかもしれません。一番良くないと思うのは、敷かれたレールの上を自分が行きたい方向ではないのに風で背中を押されてなんとなく進んでいくような感じで手術の実行まで到達してしまうことかもしれません。結果が良ければそれも善ですが、もし何らかの理由で納得のいかない手術結果となった場合、手術に至るプロセスに自らが満足していない訳なので、後に残るのは心臓か合併症による他臓器の肉体的な不具合と精神面での納得感の無さではないかと思います。患者の側の自己責任という言葉が適切かどうか分かりませんが、緊急性のない待機手術であれば、患者自身が納得をして手術を受けることができる病院を選ぶことは重要だと思います。だからと言って、いつ辿り着くか分からない楽園を求めて途方もなく複数の病院を渡り歩くのは得策ではありません。理想は、最初に受診した心臓血管外科で気運を感じ、ここで手術を受けても良いと思える確信に繋がるフィーリングを得ることです。患者側にとって一番大事な仕事は、この病院・医者探しだと思います。信頼できるところを見つけて納得のいく決断をしてしまえば、患者としてやるべきことはほぼ終わったようなものです。後は少しでも良い体調を維持しつつ、医療関係者を信頼し手術の成功をお願いするだけです。

⑤心臓病が発覚したきっかけ:
05 心臓病が発覚したきっかけ

予想通り、健康診断での指摘が一番多くて62%を占めています。健康診断はあまり意味がないという声を聞くこともありますが、病気発見の役割を全く担っていない訳ではないようですね。会社員であれば健康診断は法定検査なのでいやでも毎年受けることになります。しかしながら、毎年ちゃんと健康診断を受けていたにも拘わらず手術を受ける直前まで弁膜症の指摘を全く受けなかったケースが珍しくないのも事実です。自営業の方などは10年振りに健康診断を受けたという方もいたりして、そうした場合、大病を見逃しかねません。風邪など別の病気でたまたま受診した際に、心雑音を指摘されて精密検査を受けたら弁膜症、それも手術適応と診断されるケース=19%も健康診断での指摘の次によくあるケースのようです。体調が悪い、疲れやすい、咳が出るなど自覚症状を感じて受診したら、心臓病が発見された方も19%です。心臓病(特に弁膜症)は、自覚症状を認識しにくい病気だということがこの数字によく現れていると思います。それに、自覚症状を感じたといっても、心臓病かもしれないと思いながら医者に行った方は少ないと思われます。自覚症状については、自分が病気だとは思いたくない心理状況や年相応だからと勝手な理由付けをして、本来の自覚症状を自覚症状として認識できない状況が長く続くということが多々あるのではないかと思います。術後元気になってから初めて、術前に抱えていた様々な自覚症状を過去のこととして明瞭に認識できることがあります。

⑥心臓病と分かってから手術までの期間は?:
06 心臓病と分かってから手術までの期間は?

これは人によってばらつきがあるようです。いつ心臓病が発覚したのかにもよります。心臓手術を受ける適応時期は医学的にガイドラインがあるはずなので、心臓病と分かったからと言ってあまりに早期に手術を受けても望ましい結果になるとは限りません。つまりこの質問の意味は、手術適応状態になるどれくらい前に心臓病を指摘されたのかということになります。中には指摘時既に適応充分だったというケースもあるかと思われますが。
10年くらい経過観察した方と、2カ月で手術したという方がそれぞれ約2割という興味深い結果でした。心臓病と分かった時は軽度の診断でそれから経過観察を何年も続ける方、または、健康診断で心臓病を宣告されてあれよあれよという間に手術を受けることになったという方が多いのだと思われます。中には四半世紀以上も経過観察を続けなければならなかった方がいらっしゃいます。私も10年以上経過観察しました。白黒つかない状態が長く続くのは、普段の生活では心臓病のことを忘れているとしても、頭の片隅には不安や理不尽なものが常に潜んでおり心地の良いものではありませんでした。上述した健康診断で突然に手術適応を言い渡されるケースが少なくないのは、医者として決してそれまでの検診で見逃ししていたのではなく、今どうすることもできない余計な不安を目の前の患者に与えるよりも、せめて手術適応になるまでは心臓病であることを気付かないようにそっとしておいてあげようという医者というか一人の人間としての良心的配慮だったりするのかなと勝手な想像をしたこともありますが、まあこれはありえない作り話でしょうね(笑)。そんなことしている間に急速に症状が悪化進行するとも限りません。

⑦心臓手術を受けた時の年齢:
07 心臓手術を受けた時の年齢

50~59歳が最も多くて41%、次いで、40~49歳が31%です。後天性で最初の心臓手術を受ける方はこのあたりの年齢が多いようです。でも、実際に入院病棟で見かける患者さんの年齢層はもっと高いので、やはりこれも当ブログの読者に限ればという結果なのかもしれません。

⑧術前に受けた検査:
08 術前に受けた検査

心エコー(超音波)検査、胸部レントゲン撮影、心電図検査の3つは定番で体への侵襲が無いか極めて少なく、ほぼ全員が受ける検査です。術前だけではなく、術後の定期検査でもほぼ毎回受ける検査だと思います。一方、ある程度の体への侵襲と引き換えに、もしかしたらそれ以上の価値(検査結果)が得られるかもしれない検査が、カテーテル検査、MRI、造影剤CTや経食道心エコー検査です。MRIは磁気による検査なので被爆はありません。心臓ではなく脳の血管の狭窄や瘤などの異常がないか検査するそうです。人工心肺の使用で血栓や血管のゴミが脳の血管に飛ぶことがあるからです。患者の術前の体の状態、医者や病院のポリシー的なものでどの検査を受けるのか受けないのかが判断されるようです。

⑨手術時間:
09 手術時間

今回の回答では6時間という方が一番多くて25%でした。次いで、3時間、4時間がそれぞれ19%です。術者の技量や手術の難易度にもよると思いますが、現在の確立された弁手術の手技であれば平均3~4時間というところのようです。以前、私が心臓手術を見学させてもらった僧帽弁弁形成術と大動脈弁置換手術はどちらも約3時間半の手術時間でした(詳細はこちらの記事)。2回目以降の再手術になれば、前回の手術によって起こる臓器の癒着をはがす手間が加わりますので、手術時間は相対的に長くなるようです。(マダムアリスさんの3回目の心臓手術では、癒着はがしだけでも初めての手術と同じくらいの時間がかかっていました。こちらの記事参照。)

⑩入院日数:
10 入院日数

20-24日が33%、10-14日、15-19日が夫々23%でした。合併症もなく順調な回復であれば概ね2~3週間の入院期間のようです。

⑪輸血の有無:
11 輸血の有無

72%が無輸血(自己血の使用を含む)、残りの28%が輸血を受けたという結果でした。4人に1人くらいは輸血を受けていることになり、私の思っていた結果よりも輸血されている方が多いと感じました。無輸血の場合に自己血を使ったかどうかはアンケートしなかったのですが、自己血を術前に用意するかどうかは、病院や患者によってまちまちのようです。自己血をあらかじめ採取しておくことで他人の血液の輸血を避けることができる場合はあります。一方、採血によって体は幾分の貧血状態になる訳でそのダメージが手術までに回復できるかどうかという課題があります。自己血採取しないことで体にダメージを極力与えないで手術に向かうのと、果たしてどちらがベターかという判断だという話を聞いたことがありますが、医療関係者ではないので詳細は分かりません。

⑫退院したのは術後何日目?:
12 退院したのは術後何日目?

手術が終わって、10-14日目に退院したという方が一番多くて41%を占めています。15-19日目が22%、6-9日目という短期間で退院された方も19%もいらっしゃいます。胸骨の切開も小切開で回復の早い方法を取るなど医療技術の進歩も寄与しているのかもしれません。術後19日目までに退院される方が全体の8割になります。大きな合併症が起こらず、危険な不整脈や発熱がないことが確認されて、退院許可が出されるようです。

⑬入院・手術の自己負担額(各種補助適応後・生命保険は除く):
13 入院・手術自己負担額

インターネットで検索頻度の高いキーワードになっているのが「心臓手術の費用」の話だそうです。経済面に直結しますので、当事者、若しくはご家族としては関心が高いテーマだと思います。幸い、日本は医療機関によって値段が異なるということはなく全国同一価格で医療を受けることができます。どうせ同じ値段なら質の高い手術を受けたいというのが、上述した心臓手術を受ける病院をどのようにして見つけたかにもつながる話かと思います。
20-29万円の方が30%で一番多く、10-19万円と30-39万円の方がそれぞれ17%でした。高額療養費補助制度のお蔭で、定価300万円の弁膜症手術や、500万かかる複雑な心臓手術でも、患者の実際の自己負担額は10分の1以下のこのような金額で収まってしまいます。高額療養費補助は月単位の清算なので入院期間が月をまたいだ場合は負担額も大凡倍になってしまいます。差額ベッド代を含んで回答して頂いた方も多いので、差額ベッド代がかからない大部屋などに滞在すれば負担額はもっと減ると思います。5万円未満の方が17%いるのは、高額療養費補助に加えて、会社員ならば勤務先で加入している健保組合によっては追加で付加金がでるので(その分健康保険料も高いですが)、自己負担額は月額2万~2万5千円という場合があるからです。1回目の手術で弁置換を行い障害者1級になっていれば2度目は自己負担なしというケースもあります。アンケートの回答には含めていませんが、生命保険に加入されている方は入院特約や手術特約でお見舞い金がでることもあるかと思います。よって、自己負担額は実質マイナスになる場合が多いのが心臓手術自己負担額の驚き(?)の実態のようです。(なので、手術を予定通り乗り越えた自分へのご褒美を買っちゃった方が案外多いかも?)更に、弁置換手術の場合は障害者1級の適応になりますので、弁置換以降の医療費は公費負担になるかと思いますが詳細を理解していないので記述は控えます。(同じ開心術でも弁形成術だと障害者1級にはなりません。)

⑭仕事への復職/家事を一人でこなせるようになったのは術後どれくらいで?:
14 家事を一人でこなせる、又は、仕事への復職までの期間は?

術後1カ月から1カ月半で、仕事への復職なり家事を普通にこなすなどの通常生活に戻られる方が大多数のようです。入院期間が長かったかどうか、又、回復度合の個人差による部分が大きいようです。他人の例と比較しすぎたり、医者の言葉を鵜呑みにしないで、あくまでも自分の身体の状態を自分自身でよく観察して、今の状態ならば何をどこまでやっても大丈夫かを意識しておくのが良いと思います。私も術後1カ月半経った頃には充分に復職可能な状態でした。ですが、術前に南淵先生からもらった診断書に「心臓の治療の為に3か月の休職を要す」と書いてありそれを会社に提出していたので、職場に遠慮することなく充分すぎるほどのリハビリ期間を取らせてもらうことができました。風邪などの一般の病気で休む訳ではないので、もし諸条件が許すのであれば、遠慮せずに沢山休暇を取得されると良いと思います。その点、家庭の主婦は一旦退院してしまえば、家事という仕事が目の前にやってきますので休んでいる訳にはいかないようです。そういう場合は、むしろ入院期間を長めにとったほうが得策かもしれません。

⑮心臓手術を受けてよかったと思っているか、後悔しているか?:
15 心臓手術を受けてよかったと思っているか、後悔しているか?

「よかったと思っている」方が100%でした。アンケートの特性上、本当に後悔している方は回答してこないと思います。「心臓手術を受けてよかったと思っている」という回答には、それに紐づくエピソードやドラマを各自お持ちのことでしょう。

⑯次回のアンケートに盛り込んでほしい質問は?:
沢山アイデアを頂きました。全ては実現できないかもしれませんが、次回以降の参考にさせて頂きます。

・受けた手術の内、「その他の心臓手術」の内容を具体的に本人に記入してもらう
・術後のツライ・困ったこと(傷の痛み・のどの渇き・微熱など項目選択式で)
・術後の薬の有無。スポーツなどしているか。
・手術しなければいけないって分かった時にどれくらい不安だったか。
・術後の傷の痛みや傷跡がケロイドになった場合の痛みやかゆみをどのようにしているか。
・心臓病と確定するまでに、実際に起こった身体の変調
・術後の経過
・手術前に精神的支えになった、思考や名言
・薬の服用状況 (処方の有無等)/通院頻度、診察内容/診察時間、病院滞在時間
・手術に関する情報開示を求めたか。DVD,カルテ等その料金。
・AEDを受けた体験談。
・入院中の推薦読書。
・術後の通院状況。執刀してもらった病院か地元の病院か。定期的な検査と薬の処方について。
・手術前後の体調の変化/手術前後の人生観の変化/手術の方法で自分の意見を反映させたか?または医者任せだったか?
・執刀医のお名前は?
・術前、術後で血圧にどのような変化がありましたでしょうか。
・術後、日常生活で気を付けていることは何でしょうか。
・ワーファリン服用による悩みとその対処方法は?
・執刀医(手術をした病院)にて、術後もみてもらっているのでしょうか。

以上、

2018.9.4
(元)心臓病仲間のアンケート(第一弾) 
企画・集計・考察  カムバックハートこと鍋島

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(元)心臓病仲間のアンケート(第一弾)

(元)心臓病仲間のアンケート(第一弾)の一次集計結果はこちらの記事にて発表済みです。
アンケートの回答は引き続き募集しております。未回答の方はご協力をお願いいたします。
ある程度サンプルが増えましたら、集計結果を更新したいと思います。

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(元)心臓病仲間のアンケート(第一弾)を実施いたします。 

これから心臓手術を受けることになり、心臓病や心臓手術に関する情報を得ようとインターネットでキーワード検索して当ブログに訪問してくる方は多いと思います。一方、これまでに心臓手術を受けた多くの(元)心臓病仲間もこのブログを読んでくれています。心臓手術体験者の回答を集計して公開することで、両者の参考になればと思いアンケートを企画してみました。

ある程度の回答が集まりましたら、集計結果と私なりの考察を記事として当ブログで発表したいと思います。できるだけ多くの心臓手術経験者のご協力をお願いいたします。

・対象は心臓手術のみです。その他の部位の手術はアンケート対象外です。
・心理的な面についての質問もありますので、必ず心臓手術経験者が記入してください。
・個人の特定はいたしません。ハンドルネームは公開しません。
・集計結果を後日当ブログ上で公開しますので、公開可能な情報のみ記入してください。
・複数回の心臓手術を経験されている方は、基本的に最新の心臓手術について記入してください。
・回答記入後、「確認」ボタンを押下し、その後、「送信」ボタンを押下してください。(「確認」ボタンだけでは送信されません)
・おひとり様、一回限りの送信でお願いします。






アンケート企画・回答集計: カムバックハートこと鍋島

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救急車の呼び方

自分が救急車で病院に運ばれたことは過去2回ある。学生時代の交通事故の時と、2年前の服薬ミスによる失神(詳細はこちらの記事参照)の時だ。

自分が他人や家族のために救急車を呼んだことは過去3回。川で溺れていた人の救助の話は以前こちらの記事に書いた。

別の出来事は、2年程前のある朝の通勤時間、会社に向かって都内の住宅街を歩いている時に遭遇した。私の前方20mほどのところで、自分の車に乗り込もうとしたおじさんが突然仰向けに倒れた。最初は足を滑らせて倒れたのかと思ったが、近づいて行っても起き上がる感じがしない。住宅街なので周りには私以外に人が居ない。小雨が降っていたので傘を差しながら声をかける。会話はできるが「起こしてくれ!起こしてくれ!」の繰り返し。体が固まっている感じがして、腕や体を引っ張っても起こしてあげることができない。「今から、救急車を呼びますから・・・」と言って119番にかける。

119番にかけると、「救急車ですか?消防車ですか?」とまず最初に聞かれる。それから、住所だ。自宅の住所ならスラスラと言えるが、町の中で今いる場所の詳しい住所はとっさには分からないものだ。周りにあるお店の名前や、電柱に貼ってる管理番号や近所の家の表札などを利用すると良いらしい。救急車を待つ間に、車で通りかかった若い人が「大丈夫ですか?」と声をかけてくれ、車を降りて寄ってきてくれた。おじさんに対して、「お父さん、もう年なんだから無理しちゃいけないよ」とか、色々話かけてくれている。後から思うとその方は医療関係者だったような気がする。学生らしき自転車に乗った若者や近所のおばさんも寄ってきて、救急車の道案内など協力してくれた。

おじさんは、脳や心臓の問題ではなかった模様。神経筋肉系の不具合で下半身が一時的に動かなくなったような感じであった。救急隊も命の危険はないと直ぐに判断したようだ。

都会では、道端や電車で誰かが突然倒れても、見て見ぬふりをされることがある。(元)心臓病仲間の一人からも、町で倒れた時に周囲の誰からも助けてもらえなかった経験があると聞いたことがある。

そういう状況に遭遇した時、誰か最初の一人が近寄れば、それを見て助けに入ってくれる人が必ずいる。倒れた人がいたら、意識があるか無いかを声をかけて確認すればよい。そして少しでも危険性があると感じたら直ぐに119番にダイヤルすること。そうしている間に周囲の人が必ず協力してくれる。もし自分がそういう状況を見かけた時に、躊躇なく最初の一人になれる心構えを持っておくべだと思った。

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プロフィール

Author: カムバックハート

カムバックハートブログバナー

カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の50歳男性。

2008年12月に心臓の僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)


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但し、私は医者やカウンセラーではないので医学的なご質問にはお答えできません。初めて連絡下さる方は簡単なプロフィールをお願い致します。

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ブログのSSL化(セキュリティ対策)、カテゴリの編集、過去全記事の一覧表示へのリンク追加を行いました。お気づきの点がございましたらお知らせ頂ければ幸いです。(2018.8.17)

このブログは、私が心臓弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。手術を受けた時の描写は2008年12月の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

コルコバード


南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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