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入院二日目

入院二日目、今日の検査は、コロナリーCTという造影剤を点滴しての胸部CT撮影、それから、頭部CT、腹部エコー、首部分のエコー、腕と足の血圧差測定(ABI)、最後に、24時間心電図(ホルター)の取り付けを午前中に行った。検査らしい検査はこれで終わり。後は、手術当日まで体調を万全に整えておくだけ。

朝、担当の看護師さんに点滴を打たれる。暫くベッドでゆっくりした後、検査室のある一階フロアまでその点滴を持ちながらエレベーターで降りる。夜勤明けの看護師さんが検査室まで付き添って案内してくれた。その時の空気感は何故かとても不思議な感じでいつまでも忘れられない印象的なものであった。その看護師さんがいてくれたお陰で検査に対する不安は全く襲って来なかった。

コロナリーCTの検査では、造影剤を点滴部分から注入される訳だが、その液体が腕の血管を破って体の中に漏れてるんじゃないかと思うくらい勢いよく注入されるので、瞬間的に辛い。まあ、数十秒の辛抱なのだけど。造影剤が体に入ると、体の芯が熱くなる。なぜかお尻の穴までも。でもそれも数分だけ。造影剤による副作用は全く無かった。

このCT検査では、心臓の外観を3D立体画面で上下左右360度から見ることができる。心臓の大きさや位置、冠状動脈の具合などが分かるようだ。私の場合は、心臓の中の弁に問題があるだけなので、左房が少し大きくなっているが、心臓の外観の状態には全く問題ありませんとのこと。ちなみに、私の手元にこの3D画像のプリントアウトが記念においてある。

心臓3D画像

恐らく、検査の中で一番体に負荷がかかるであろう心臓病定番のカテーテル検査は、なぜか行う必要ありませんとのこと。既に、エコー検査で逆流のレベルも把握できていた為なのかどうかは、あえて質問しなかったので不明。最近の心臓超音波検査装置は以前のものに比べると大変優れているらしい。カテーテル検査やらずに済むならば、それに越したことはないと思った。経食道エコーも必要なかった。胃カメラを飲んだことのない私にはそれもありがたかった。でも、結果的に手術中には無意識下で経食道エコーは修復後の弁の状態をテストするのに行っていると思う。

バイパス手術を受ける人は、術前と術後退院前にこのコロナリーCTの検査を受けて、バイパスした血管に血液がちゃんと流れているか判断しているようだ。

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入院当日

いよいよ、入院当日。

前日までに、会社の業務を暫し上司先輩同僚に託す。会社を2、3か月も休むなんてことは普通ではありえないこと。ある意味、仕事以外のことに与えられたこの時間を、治療以外にも有効に活用せねばもったいないなぁと感じる。

病院へのチェックイン(?)は13時なので、家族と一緒に横浜のレストランでちょっと贅沢な昼食。これを最後に、暫く、病院食しか食べれないのである。

大和成和病院に到着。受付を経て、2階のナースステーションで看護師長さんから、自分の病室に案内される。四人部屋の窓側だ。早速、入院患者指定のユニフォームである寝巻きに着替える。腕には、ピンク色のリストバンドを付ける。名前と性別、カルテの番号が記載されている。

リストバンド

入院時説明を本日の担当看護師Sさんから受けて、「入院治療計画書」と「入院診療計画書」などの書類を受け取る。

「入院治療計画書」は、病名、検査項目、手術の日程と内容、執刀医、入院期間等の説明書。
「入院診療計画書」は、入院から手術当日までと、ICU退室から退院までの間の食事、検査、内服、点滴、処置、安静度、各種説明の日毎のスケジュール表。
これらの書類のおかげで、病院での毎日の予定がつかめるので安心できる。

入院治療計画書

四人部屋は、術前の患者が私を含めて二人、術後の方が二人であった。別の入院患者さんから聞いたのだが、大和成和病院の大部屋は、四人部屋にしてはかなり広めらしい。実際、圧迫感はあまり感じなかった。他の病院だと六人部屋になるくらいの面積を四人部屋として使ってる感じらしい。ちなみに、個室は松竹梅の3種類あるらしい。男性患者は男性患者同士、女性患者は女性患者同士の部屋になるよう配慮されていた。

部屋の入口には、入院患者の氏名がフルネームで記載されている。看護師さんが別の患者と間違って処置するのを防いだり、患者同士で誰々さんは今どこの部屋にいるのかなぁって探す時に役立つ。(術前、術後や、容態によって部屋の移動が結構頻繁にあるので。)
病院によっては、個人情報保護の観点から、名札を記載しないところもあるらしい。身内が手術を受けた公立病院も名札がなかった。

15時にMRIとレントゲン検査。頭部の血管の状況はCTよりもMRIの方が良く見えるそうだ。MRIは初めての検査であったが、ヘッドホンをかけて20分程ただ寝てれば良いだけだし、造影剤も使用しないので楽。CT検査のように輪っかの中に入ってジッとしているだけ。

入院してから三日間は、鼻からの感染を防ぐ鼻腔用軟膏(バクトロバン2%)を一日三回綿棒で塗りつける。あとは、イソジンでのうがい。手術前に風邪でも引いたら大変なので用心。

食事は、塩分一日6g以下の減塩食。想像していたよりかは美味しく頂いた。(でも、2週間もこの食事が続くとだんだん辛くなるのだぁぁぁ・・・)

毎日の日課: 体重測定(朝一)
         検温、血圧測定を一日三回
         担当の看護師さんに体調を報告&雑談 (これが一番の楽しみ!)
 
21時就寝、6時起床の規則正しい生活。

病院での携帯電話の使用は禁止かと思ったが、実は、各フロアーの公衆電話付近の限定スペースでは使用が認められていた。家族や会社の友人への連絡用に携帯電話は重宝した。

ノートパソコンは使用可能かもしれないが、インターネット接続の環境はあるのかな? もっとも、パソコンを持ち込んでいる患者は一人も見かけなかったが。

食事
食事 (TC-1 + Tri-X 400)

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プロフィール

Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の51歳男性。

2008年12月に40歳で心臓の僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)


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お知らせ
このブログは、私が心臓弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。手術を受けた時の描写は2008年12月の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

(元)心臓病仲間のアンケートを企画・回答集計しました(2018年秋)。これから心臓手術を受ける方にはとても参考になるデータだと思います。アンケート集計結果はこちらの記事へ

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南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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