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術後四十八回目の外来(新横浜ハートクリニック)

今日の外来は、9時25分に受付、10時30分には会計終了ということで、いつもにまして迅速な流れでした。心電図検査、血液検査、胸部レントゲン撮影、心エコー検査をちゃんと行い、血液検査以外の検査結果を踏まえての南淵先生の診察を受けた上で、その時間です。

まずは、私の入院時のICU看護師で今は新横浜ハートクリニックで看護師をされている伊崎さんと情報交換。続いて、今日の心エコー検査は、待ち時間無しのトップバッター。検査自体10分程度で終了。その後の南淵先生の診察の時には、技師さん手書きの心臓超音波検査報告書が既に用意されており、その報告書を読みながら、南淵先生が心臓と弁の今の状態をいつもより詳しく解説して下さいました。心肥大なし、駆出率も東大の試験合格は無理かもしれないが東京工大くらいなら入れるかもしれないくらいの数値だとか(?)。僧帽弁の逆流はTrivial(ごく僅か)で狭窄なし、三尖弁もTrivial、大動脈弁は逆流、狭窄共に無しとの診断でした。

僧帽弁の手術を受けた人は、開胸のついでに三尖弁の形成術も行うことが多いのですが、そのことについて解説を受けました。僧帽弁を治した後、なぜか理由もなく三尖弁の逆流だけが酷くなることがあるそうです。手術の際、僧帽弁に到達するには、右房を切り開いて、心房中隔を切ってやっとその奥にある僧帽弁に到達するそうですが、僧帽弁を治して閉じていく際に、三尖弁はその通り道上にあるので、僧帽弁を治した後、将来の三尖弁の逆流に備えて予防的に形成しておくのだそうです。

私の場合、三尖弁の形成術は受けていないと自分で思い込んでいたのですが、「ちゃんとやったよ」と南淵先生に指摘されました。元々三尖弁に逆流があれば弁輪も使うが、そうではない予防対策であれば糸を何回か通して形を整えるだけだとのこと。私の場合は後者なので、術後の報告書に三尖弁形成実施の記載がなかっただけのようです。


自宅にて。今日受けた心臓の検査結果のコピーを並べながらブログを執筆中

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第二十回 (元)心臓病仲間の集まり 開催報告

まずは、昨日の集まりの雰囲気を写真にてご紹介します。


会場がある建物の外観

集まりの様子

心臓についての情報をメモに取っている仲間

プロジェクターを使ってスクリーンにヒメノさんのマンガを投影。マダムアリスさんの読み上げ付き。

今回も用意して頂いたBNR34さんのお嬢様製作のカムバックハート特製ロゴ入りマイコップ。
番号は参加者名簿に記載された各自の当日の番号と一致させることで、席替えしても自分のコップを紛失しないようにしています。

1次会終了後の記念写真。越後人さんは早引きされたため映ってません。

2次会でのいつものパターンの写真

3次会のバーにて。Yukiさんが隠れてしまって映ってないです。ごめんなさい。

晴れ男のBNR34さんのお蔭で、直前の雨予報を覆して、なんとか夜まで持ちこたえさせてくれました。今回の参加者は22名で、全員が術後の方でした。ただ、これまでに3回の手術を受けた方が2名、2回の手術を受けた方が3人(+1人欠席)、加えて次の手術を視野に入れて情報集め中という方も数名いました。前回の手術から時が経ったことで、予想外の状況の展開(例:生体弁の劣化)も含めて、必然的に2回目以降の心臓手術を受けるに至ったという方が増えてきたのが、最近の(元)心臓病仲間の集まりにみられる変化かもしれません。

参加者のみに配布している当日配布の名簿には、各自が受けた手術名や病気に至った経緯、その後の状況や趣味などの活動、そして連絡先などを本人の公開可能な情報に限ってまとめて表にしています。同じ手術を受けた方や、同じ病院・医者の手術を受けた方を容易に見つけて頂くことができます。その名簿に基づいて、一人1分の簡単な自己紹介。次に、昨年秋に当ブログで実施した(元)心臓病仲間のアンケート集計結果を、会場に設置したスクリーンに投影して解説を含めて公表しました。(内容は当ブログで既に公開しているものと同じです。)引き続き、プロのマンガ家のシメノさんに描いてもらった心臓病マンガの番外編2作品の投影を行いました。一つ目は、5月に仲間4人でお酒を飲みながら、如何にこの集まりの今後の参加者を増やしていくかを語り合ったとその様子を描いたもの。セリフや描かれている状況は、100%事実そのものであり、かつユーモアが含まれていて興味深いです。ヒメノさんのブログで本作品が既に公開されていますので、まだ見てない方は是非読んでみてください。次に2作品目は、開催前日の夜に仕上げてもらった最新作です。書き下ろしの「閃輝性暗点」。心臓病アンケートにおいては、心臓手術を受けた33%の方に閃輝暗点の症状があったと回答されています。そんな心臓病患者にとって身近な症状なのかもしれない閃輝暗点について、それがどのようなもので、その原因と取るべき対応策を描いたものです。こちらも近いうちにヒメノさんのブログで公開されると思いますので、集まりに参加できなかった方はお楽しみにお待ちください。

2次会の横浜中華街での食事(12名参加)と、3次会の雰囲気あるバーでのカクテル一杯での締め(9名参加)は、もはや定番となっています。充実感に満たされて、恍惚状態で帰路につきました。

今後の集まりの運営に向けて、色々ご提案を頂きました。引き続き、心臓手術と術前術後の生活についての情報を共有し、仲間の輪の維持・拡大を目指して企画していきたいと思います。

参加者の皆様の今回の集まりの感想をコメントにて頂ければありがたいです。

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第二十回 (元)心臓病仲間の集まり 開催案内

下記の集まりの開催は終了しました。

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第二十回(元)心臓病仲間の集まり@横浜 の参加者を募集いたします。(7/4時点の参加申し込み者:24名、内4名初参加。2次会以降のみの参加者もいます。まだ受付可能です。人数は調整ができますので参加するかどうか悩んでいる方は是非ご連絡ください。)

■日時: 7月6日(土) 13時-17時 (開場は11時半、昼食持ち込み可)、自由参加の二次会(夕食)あり
■場所: 横浜の港が見える丘公園内の会場
■参加費: 会場代と飲み物・お菓子の実費(1,500円程度)
■人数: 25人程度
■内容: 簡単な自己紹介、心臓病アンケート集計結果の発表と(元)患者による患者と(元)患者のためのQ&A、心臓病マンガ書き下ろし作「閃輝性暗転」byシメノさんの特別公開、自由歓談、その他

術前、術後、年齢、性別、病院や医師を問わず、心臓手術と術前術後の生活についての情報を共有し、仲間の輪の維持・拡大を目的とした集まりです。初参加の方に毎度加わって頂くことで、常連メンバーだけの会に常態化することなく、仲間の活性化を目指しています。心臓病というキーワードだけでつながる多様性のある仲間との出会いは、病気したことが我々に与えてくれた予想外のポジティブなプレゼントだと思います。インターネットや本では得ることができない体験者同士の希少な情報の共有と、同じ境遇を経験した(若しくは、これからするかもしれない)人同士の心地よい出会いの場です。

過去の開催の雰囲気はこちらこちらの記事などをご覧ください。(集まりの記事一覧はこちらへ。)

一次会終了後に、横浜中華街での夕食も予定しています。参加は自由ですが、折角なのでこちらも合わせて参加されることを強くお勧めいたします。場所を代えての食事やお酒の入った会話は、一次会とは違った本音の会話が飛び交い、仲間の親密度が更に増します。(お酒を飲まれない方も大丈夫です。)

参加希望の方は、カムバックハートこと鍋島までメール連絡く、若しくは、当ブログにコメント送付下さる様お願いいたします。既に連絡頂いた方は受付済です。参加者名簿を事前に作成し、当日会場で配布いたします。

皆様との楽しい集まりを開催できることを楽しみにしております。
(まだ日程の都合がつくか分からない方も仮申し込みオーケーです。直前キャンセルも大丈夫です。)

カムバックハートこと鍋島

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書籍紹介: 『医学部に来なさい!』 南淵明宏著 玄文社

先日の考心会で南淵先生が紹介されていた単行本が発行されたので、早速買って読んでみました。

『医学部に来なさい!』 南淵明宏著 玄文社 (←こちらをクリック!)

タイトルと帯だけを読むと、医学部を受験して将来医者になりたい受験生か、その親御さん向けの本のように思われます。実際に、ターゲットにしているのはそういう読者層なのかもしれません。ですが・・・

私は、小学生のころから、「医者になりたくない」という思いがありました。小さい時に見たテレビ番組で体内のグロテスクな場面や、マスクをしてメガネをかけてガウンを着ていてまるで宇宙人が何か意味不明なことをやっているような手術室の風景が幼い精神に悪影響を与えたのかどうか、若しくは、父の腹にあった手術創を恐れていたのかどうかは分からないのですが、何故か医療の世界に対して良いイメージを抱いていなかったのです。ですから、学生時代も、そして社会人になってからも、自分が医学部を受験する気持ちになったことはかつて一度もありませんでした。(もともと、大学の付属高校に通っていたので推薦で進学したので大学受験をしていないのですが・・・)。ですが不思議なもので、自分が心臓手術を受けてからは、この思いは100%逆転して、今は、もし生まれ変われるなら次の人生は医者の道を目指してみるのもありかなと思ったりもしています。

そんな自分が、この本を読んでみると、医学部ってむちゃくちゃ面白そう、医者という職業って今の自分の仕事よりやりがいがありそう、受験で他の学生と競い合ってみたかった、学生の時に死ぬほど必死で勉強すればよかったなあ、いや、今からでも勉強は幾らでもできるぞと思えてきました。(流石に年齢的に今から医者になる道はなかろうかと・・・まあ100%不可能な訳ではないかもしれませんが、99.9999%ないです。)

ちなみに、この本は、単なる受験案内書ではありません。南淵先生のことですから、固くてつまらない受験指導書なんて書かれるはずがありませんね。人間の性(さが)、医者における男女の違い、医者独特の権威と思考、医学部の授業料と医者の収入、もちろん医学部受験の為のノウハウ的な、情報集め、戦略的勉強法、熱意やモチベーションの維持の仕方など、南淵先生自信のご経験、ユーモア、そして昨今の医学部入試にまつわる女子、多朗生への差別なんかも交えて、とても読みやすく書かれています。医学部受験とは関係がない方でも、好奇心旺盛で勉強好きの方は、最初から最後まで耽読されること必至だと思います。とにかく、自分の興味のある分野の勉強をしたいという気持ちが強く沸きあがってきます。なにかの資格取得を目指している方や、時間を持て余していて何か勉強したいぞという方は是非一読をお勧めします。

あと、我々(元)患者は、患者から見た医者に対するイメージを既に抱いている訳ですが、医者からみた別の医者や、医者から見た医者以外の人達に対する見方というのは、ちょっと変化球的な、えっ、そうなの的な面があり面白かったです。

20190601_医学部に来なさい

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ココさんの2回目の心臓手術(お見舞い編)

我々の仲間のココさんが、二度目の心臓手術を終えて、今日退院されました。昭和大学横浜市北部病院で南淵先生による執刀です。

ココさんは、5年数ヶ月前の最初の心臓手術で僧帽弁を生体弁に弁置換されました。生体弁は10~15年は持つと言われているのですが、予想外に早く劣化したため、比較的早期での再弁置換手術を受けられました。我々仲間は、昨年秋頃から、それらしい話をココさんから直接聞いてはいましたが、いざ手術実行が決まるとあっという間の出来事でした。ご本人にとっては周りが想像できないくらいドラマ性の高い時間をここしばらく過ごされたことと思います。

生体弁に弁置換された方々の参考になるように、ココさんの再手術の詳しい経緯や二度の心臓手術を乗り越えられた心境について、ココさんのご協力の元、後日詳しくインタビューさせてもらって当ブログに記事を起こしたいと思っております。

まずは、予定通りの退院おめでとうございます。仲間のみんなも一安心です。ココさんのお話を直接聞きたい方は、7/6(土)の集まり@横浜でお会いできますよ。


手術前日の仲間によるお見舞いの様子



手術から1週間後の仲間によるお見舞いの様子

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プロフィール

Author: カムバックハート

カムバックハートブログバナー

カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の50歳男性。

2008年12月に40歳で心臓の僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)


心臓病仲間の輪に入りたい方、ブログについてのご質問、お問い合わせのメールはお気軽にこちらへ どうぞ。
但し、私は医者やカウンセラーではないので医学的なご質問にはお答えできません。初めて連絡下さる方は簡単なプロフィールをお願い致します。

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お知らせ
このブログは、私が心臓弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。手術を受けた時の描写は2008年12月の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

(元)心臓病仲間のアンケートを企画・回答集計しました(2018年秋)。これから心臓手術を受ける方にはとても参考になるデータだと思います。アンケート集計結果はこちらの記事へ

コルコバード


南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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