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考心会 平成27年度講演会

考心会の秋の講演会が相模大野で開催された。年二回の考心会の集まりは、神奈川県大和市の鶴間か相模原市の相模大野のどちらかの会場で開催されることが多い。そして、相模大野で開催される日は何故か悪天候になることが多い。

参加者は約170名。今日の講演は、①南淵明宏先生の近況あれこれ、②大和成和病院心臓血管外科副部長の深田靖久先生の「最近の心臓血管外科手術とその安全性」、休憩を挟んで、患者同士のグループ討議と南淵先生への質問という内容であった。



南淵先生の講演は、東京ハートセンターから昭和大学横浜市北部病院への勤務先変更の話から始まったが、それ自体は一言でいうなら「流れ」であり、今は毎日楽しくネクタイを締めて大学教授として大学病院に通勤されているとのこと。昭和大学へは、深津さん、奥山先生と中川先生も東京ハートセンターから移られたとのこと。病院を移ったと言っても、それは芸能人が所属事務所を変えたのと同じようなレベルの話であり、心臓手術をやっていくことには変わりはないということで、話は次のテーマへ。5~10年前に比べると今の救急医療のレベルは大きく向上しているそうだ。行政がそのように世の中の医療制度を良い方向に改革し成果を出している面がある一方、今の医療が進んでいる方向が決して良い向きだけではないという話も。具体的に言うと、病院には医者の数やベッドの数、廊下の広さまでといった様々な制約が行政から果たされ、そうした基準で選ばれた病院にしか患者の望む医療を行うことが実質できなくしていくような方向性もある。その制約の中には、本来医者が持つ患者を治したいという本質的なモチベーションは含まれていないという課題。

大和成和病院の深田先生の講演は、1953年に世の中で初めて成功した心臓手術の歴史から始まり、70年代に入って心筋保護液の開発が進んだことで心臓手術は安全性を徐々に上げてきたとのこと。近年はステントの性能向上によりバイパス手術は件数自体は減ってきているが、一度に4本か5本といった本数のバイパスを繋ぐケースが多いらしい。代わりに徐々に件数が増えてきているのが弁膜症手術。虚血性心疾患の手術成功率は99.5%、弁膜症手術の成功率は98%というのが一般的な平均値らしい。また心臓手術全般において、待機手術であればリスクは1.7%程だが、緊急手術だと21.8%になるというデータも紹介されていた。そして、大動脈弁狭窄症で手術をした場合としなかった場合での5年生存率が5割も違う結果がレポートとして上がっていたのが驚きだった。最後は、心臓外科手術の最新技術のご紹介。ステントグラフトによる人工血管手術や創口の小さい小切開手術。そして、経カテーテル的大動脈弁留置術という開胸せずに大動脈弁をカテーテルで植えつける手術は近年注目されているらしく、日本でも2013年から保険適応になったとのこと。但し、基本は胸を切開して確実に人工弁を植え付けることが大事で、年齢や他の合併症の関係で止む無く開胸できないようなケースで初めてカテーテルでの人工弁手術は行われているのが現状とのこと。しかしひょっとしたら、医学の進歩で、人工弁はカテーテルで植えつけるのがこの先常識になっている時代がやってくるかもしれない。手術動画とアニメーションを多用してのプレゼンテーションはとても理解しやすかった。講演の最後に、術式の名前では一般人にも一番知られているのではないかと思われるバチスタ手術の実際の手術動画を見せて頂いた。拡張した心筋を切り取り縫い合わせるだけの技術的にはそれほど難しい手術ではないとのこと。実は、海外では心臓移植による対応の方が予後が良いとかで現在はバチスタ手術はそれほど盛んにおこなわれていないそうだ。国内では心臓移植がまだまだ制約が有り過ぎるのでこうした手術も有効であるとのこと。





さて、次はグループ討議。10人ほどのグループ毎に、「手術後の不安・悩み・薬等」というテーマで話し合いを行う。

討論が始まって心の中で思ったのだが、手術後の不安って本当にあるのだろうか。不安は先が見えなかったり分からないから沸き起こる。手術前は、これから自分が受ける心臓手術がどういうもので自分の体がどうなるのか分からないから、不安があるのは理解できる。
しかし、手術が終わってからの今日の皆さんが仰った「不安」は、再発のことであったり、薬や不整脈、創のケロイドのことなどなど。純粋に答えが分からないので聞きたい質問はあると思う。だが、質問したとしても「分からない」という答えしか返ってこないことを「既に分かっている」のに、質問することによって「それは分からない」とか「問題ない」という答えを期待通り得ることで不安(?)を解消しようとしている場合も多いのではないかと思った。

グループの代表何人かが、マイクで討論中に出てきた不安についての質問をし、それに答えられる南淵先生。
役に立つかもしれないと思った先生のお答えを一部メモすると、「中性脂肪とLDLコレステロールは100以下に。不整脈の薬はそれぞれ作用が違うが、高血圧の薬はどれも似たようなもの。ケロイドになるのは、寝ている間を含めて無意識に創を自分で触ってしまっていることが原因の一つでは?でも、ケロイドで死んだ人は居ない。珈琲や抹茶、アルコールの摂取は、自分の体が適量を知っている」

そして、南淵先生曰く、「最善のことは既にやったのだから、今、不安を持っても仕方ない」

その通りだと思う。次回はポジティブなテーマの方が盛り上がって良いかもしれませんね。



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平成27年度「考心会」総会&講演会

ゴールデンウィーク時期の恒例行事の一つとなっている「考心会」(心臓手術後の生活を考える会)の総会と講演会が神奈川県大和市の会場で開催された。



会員数が減ってきており(それでも500名以上)、会員の会費による収入で、今行っている事業規模を維持するのが年々難しくなってきているそうだ。世の中には毎年新たに心臓手術を受けている人が確実にいる。なのに、新しい会員が増えていない。会のアピール不足なのか、はたまた今の世の中インターネットを介して欲しい情報はなんでも知ることができるので会費を払ったり、会場にわざわざ足を運ばなくても良いと思う人が多いのか・・・

年2回、南淵先生のお話をたっぷりと聞けて、色々な医療機関の先生方の講演を聴けて、その内容を詳細に書き起こした会報を自宅まで送付してもらえて、何より多くの(元)患者仲間と会って情報交換ができる、そんな機会を得られる考心会への参加は、インターネットからだけでは得られない極めて有効な情報源であり、心臓を愛おしく思い続けることができる貴重な機会であると考心会の一会員である私としては強く思うのだが・・・

術前の方でも術後の方でも、またどこの病院で心臓手術を受けられた方でも考心会への参加資格はあるとのこと。来る者拒まず。興味のある方は是非考心会に入会されることをお勧めします。入会方法は、こちらのホームページへ。 メールアドレスは、exam@koushinkai.net

という訳で、今日の考心会の内容報告。参加者は約220名で、内50名ほどが会員に同伴されてきたご家族の方とのこと。開始前に受付に到着すると、幹事の方数名が私に声をかけて下さった。丁度一年前の考心会で、「心臓手術仲間の集まり」について檀上から少しお話する機会を頂いたので、そこで幹事の方々に顔を覚えて頂いた模様。(昨年の考心会の様子はこちらの記事へ)

総会では、第1号から第6号議案までが説明され承認された。そして、引き続き講演会へ。

①「近況報告・その他」 南淵明宏先生(大崎病院 東京ハートセンター長)

総会での議論を受けて、各個人が考心会の外に向かって情報を発信したりすることで、その価値を高めることができるのでは?考心会の当事者はあくまでも自分達、というご提案からはじまり、最近考心会で講演された先生方の異動先、マイナンバー制度、個人情報保護法の話、群馬、千葉や神戸で最近起こった医療事故の話、GW中に観られた映画の話、人と動物の心臓と血管の構造自体は実は同じだという話、太陽や地球の極の話、などなど。南淵先生の知識の幅広さを感じさせるバラエティ豊かな雑学講演。なんでも今は、病院で手術を実行するとそれをレジストレーションとして報告書を発行しなくてはならないとのこと。それがデータベース化されて医療業界では開示されていて、今回の群馬、千葉や神戸で起こったような医療事故についても一体何が行われたのか、そのデータベースを参照することで客観的に透明性をもって判断ができる世の中になってきているとのこと。医療の質の管理自体が上がってきていることを強調されていた。



②「足は第二の心臓 足の血管の話」 土井尻達紀(どいじりたつき)先生(大和成和病院 循環器内科副部長)

2010年から大和成和病院の循環器内科で働かれている土井尻先生。足の血管の動脈硬化は実は深刻だというお話。動脈硬化がまず最初にやってくるのは脳や心臓の血管で、そして大動脈、その次に足の血管に症状が現れるとのこと。足の血管に動脈硬化が現れる末梢動脈疾患になると、実はガンにかかったのと同じ程度の死亡率になるとのことで馬鹿にできない。足の血管というと、大動脈が両足に血液を送るために枝分かれする腹の下あたりから足の指の先までが対象だそうだ。循環器内科と言えば、心臓や肺のあたりが専門かと思っていたが、最近は足の血管も診るようになってきたとのこと。両腕と両足を同時に血圧測定するABIという検査で簡単に異常が調べられるそうだ。心臓手術を受ける人は必ずこの検査を術前に行っているはず。ベッドに寝て検査すれば普通は4つともほぼ同じ血圧になるのに、足の血圧が低いと異常ありとのこと。適度な運動療法が予防に効果的。治療法はカテーテル治療。カテーテル治療自体は、近年、器具や技術が向上しており再発も少なくなってきていて件数は減ってきているとのこと。しかし下肢カテーテル治療についてはむしろ増加傾向。また冠状動脈のように足の血管へのバイパス手術もあるそうだ。心臓と同じように足の血管も大事で、無理しない程度にできるだけ歩くことが予防になるとのこと。



③「消化器疾患について」 大圃健(おおはたけん)先生(NTT東日本関東病院 消化器内科内視鏡部部長)

ユーモアを交えた大圃先生のお話はとても興味深かった。内容は、内視鏡による胃や大腸のガンの治療について。初期のガンはほぼ100%治すことができ再発もないとのこと。胃がんは最近よくマスコミでも言われているがほとんどはピロリ菌が原因だそうだ。日本人の50%がピロリ菌に感染。特に50歳以上の人はかつて衛生状態の良くない井戸水を飲んだり、祖父母、両親からの感染で80%の人が感染しているとのこと。若い人は比率は下がる。(ちなみに私は昨年ピロリ菌の検査を行ったが幸いピロリ菌はいなかった。)もし保菌者の場合は、1週間抗生物質を飲むことで除菌できるそうなので、まずは皆さん検査を受けられることをお勧め。ピロリ菌の感染は5歳未満の時に起こるそうで、それ以降は感染しないとのこと。年間5万人の人が胃がんで亡くなっている。その原因の99%がピロリ菌とのこと。60歳を過ぎると胃がんの発生率が高まる。
次に、大腸がん。こちらは40歳を過ぎると発生率が高まる。胃も大腸も初期には自覚症状は全くないらしいので定期的な検査が有効。大腸は長さ2mもある、いわゆる「モツ」。ポリープを放置するとガン化する。食事や生活環境が原因と言われているらしい。便潜血検査が安価で容易だ。もしその結果で精密検査を指摘されたら内視鏡検査を受けるべき。40歳を過ぎて大腸の検査でなにもなければその後は3年に一度、胃の方が何かあれば進行が大腸より早いらしいので1年に一度、できれば内視鏡検査を行うのが望ましいとのこと。(ちなみに、私は2年前、便潜血検査で要精密検査となり内視鏡検査と同時にポリープを切除してもらった経験がある。年に1回の大腸の内視鏡検査は行おうと思っている。)



今日会場にいた顔なじみの(元)心臓病仲間は6人。考心会後、近くのカフェでビールを一杯。それぞれの近況をしばらく語り合ったあと、それぞれの帰路へ。



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考心会 平成26年度講演会

昨年の秋の考心会は大変な雨。今日も台風19号接近により荒れた天気が予想された。帰りの電車が止まったら嫌だなと思っても、それが考心会を欠席する理由には更々ならない。

ということで、相模大野で開催された考心会。そこで行われた3つの講演はどれも興味深く、今回もまた考心会に参加して良かったなと感じることができた一日だった。

①南淵先生の「近況報告あれこれ」
②瑞慶覧(ずけらん)貴子先生の「不整脈について」
③倉田篤先生の「大和成和病院」

南淵先生からは最新の著書「あるがままに生きる」を参加者全員にプレゼントして頂いた。東大教授の矢作直樹教授との対談が収録されているが、そこで使われている写真が先生にはお気に召さなかった模様。うん、確かに普段の先生の容姿とちょっと見栄えが違うような気がする。講演の内容は、いつものように最近のTV出演や取材の裏話から始まり、患者に心を開かせて論理的に理解をしてもらうことの難しさ、結局は、オーラや精神的、スピリチュアルな感覚や何かで患者は自分の手術や医者を決めたりするのだというお話。また、他人の目で自分を視る、自分を客観視するというエンパシーのお話。それから、昨日まで行かれていたイタリアでの僧帽弁手術見学と学会参加の様子など。いつもながら興味深い話の数々。イタリアの学会でのテーマの一つは、TAVIというカテーテルで大動脈弁を植え付ける新しい手術。開胸が難しい高齢の方などに有効な手術とのことだが、新しいものにはリスクが当然ある。医療の諸認可が比較的早く降りる欧州で新しい技術が試みられることが多いらしい。このTAVI、イタリアで1,200例ほどの症例数らしいが、一昨年から昨年にかけて数がそれほど伸びていなかったとのこと。また、リスクと同時にコストの問題もある。人工弁が1ヶ942,000円に対してTAVIは2,460,000円なのだそうだ。しっかり開胸して、心臓を目視した上で丁寧に糸で人工弁を縫って植えつけてもらう方が血液の漏れなどの不具合の点においては患者として確実に安心できる。TAVIについては、倉田先生のお話でも取り上げられていた。



第二部は、沖縄にある大浜第一病院の瑞慶覧(ずけらん)貴子先生の不整脈についてのお話。期外収縮、頻脈、徐脈の3つのタイプの不整脈について、その種類、危険度、治療方法などを丁寧に分かり易く説明して頂いた。普段から自分の脈を測る練習をしておくことが大事。①1分間に脈を何回打っているか、②脈と脈の間隔が一定かどうか、③脈の強弱があるかどうか、がポイントとのこと。気になる不整脈が発生したら遠慮せずすぐに病院に行くこと。但し、例え救急車で患者が運ばれてきても、病院に着いた時には不整脈を再現しないことが多いらしい。なので、普段から自分の脈を知った上で、どのような異常が発生したのか医者に適切に説明できると診断が容易になるとのこと。会社の健康診断で、私の心電図の項目には完全右脚ブロックという状況が毎年記されるのだが、それがどういう現象なのかも理解することができた。

最後は、大和成和病院、病院長の倉田篤先生のお話。倉田先生が考心会に登場されたのは久しぶり。数年通っている私も倉田先生を考心会で拝見したのは初めて。私が大和成和病院での心臓手術で入院していた時、ICU付近で朝早くから夜遅くまで一番よく見かけた先生が倉田先生だった。残念ながら個人的にお話する機会はなかったのだが。南淵先生が大和成和病院を退職されて約4年。南淵先生が居なくなった後、大和成和病院が何に向かってどのように活動しているのかというお話だった。とにかくより地域と連携した医療を提供するという方向性。人工弁などの人工物を埋め込んだ患者を恒久的継続的に管理可能にする施設。手術したら終わりではなくて、いつまでも面倒診ますよ、診るための体制を継続しますよという姿勢が聴けて嬉しかった。昨今の医療制度の変更により病院経営の苦しさも感じられた中、HCUの増設であったり、新しい技術への投資であったり、謙虚な中にも革新を求めていくような方向性が聞き取られた。ちなみに、生体弁の正常稼働率は、術後10年で90%、15年で75%、20年で50%、25年で10%というレポートがあるそうだ。そうした方々の弁の再手術に南淵先生の講演で話が出てきたTAVIというカテーテルによる人工弁の埋め込みが可能になれば有り難い。但し、先進の欧州で症例が昨年は伸びなかったという状況は一つの大事なポイント。欧州の状況を教訓にして日本の医療で何ができるのか考えるのが大事。また、今後の循環器医療は、外科、内科、放射線科、麻酔科が協業して結果を出していく方向になりそうだとのこと。大和成和病院に新設されたハイブリッド手術室もそうしたことを狙っているらしい。そうそう、その新手術室の新設で2階病棟に3つあった特別個室は無くなったとのこと。また同じく2階の大部屋3つもHCUの増設で模様替えされたらしい。私が入院していた時の大和成和病院2階病棟の様子とはかなり変化したようだ。倉田先生の患者さんはどの方も例外なく倉田先生を信頼している。どうしてそうなのか、今日の倉田先生のお話を聞いて納得できた。倉田先生の言葉から患者に信頼感を与える雰囲気が多分に感じられたからだ。

倉田先生のお話が終わった後、南淵先生が再びマイクを手に。4年前、突然退職された大和成和病院に対して思うところや、倉田先生についての言葉の数々。ちょっとした感動を感じる講演会であった。


南淵先生と倉田先生のツーショット

ちなみに、深津さんは台風の影響で奄美大島から飛行機が間に合わず会場に辿り着けなかったとのこと。ICU看護師のIさんはいつものように明るくお元気でした。


今日参加していた(元)心臓病仲間達

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心のひろば 平成26年度版



サマータイム(会社の始業時間を30分繰り上げて、昼食も15分削り、終業時刻が45分早まる勤務先の制度)中なので、この時期、平日でも外がまだ明るいうちに帰宅することができる。家に着くと考心会から会員交流名簿(平成26年度版)「心のひろば」が郵送で届いていた。

「心のひろば」は、考心会会員間の交流を図る目的で一年に一回、名簿に掲載を希望した会員のみに配られる冊子風の名簿だ。冠動脈疾患、心臓弁膜症、大動脈疾患、心室中隔欠損、不整脈に分類されて、名前、生年月日、手術を受け年度、病名、手術の名称、コメントや連絡先が記載されている。197名の方の貴重な交流名簿だ。

中身は完璧に個人情報なので当然ながらお見せすることはできない。名簿に記載されている方の生年月日だけを目で追っていくと、ほとんどが昭和10~20年代生まれの方々。お一人、大正生まれの方もいらっしゃる。昭和30年代生まれの方を見つけると、「若い!」っていうイメージ。昭和40年代って、私一人かな。。。おっ、昭和50年代発見!名前を見てみたら、我らの仲間、Tさんでした。心臓手術を30代、40代で受ける方が世の中に沢山いるのはブログを通じて知っている。よって、このリストに載っている方々のデータだけで世の中の心臓手術を受けている年齢層を理解するのは間違いであることは自明。

年配の方でもメールアドレスを持ってらっしゃる方が沢山いるようだ。案外近所にお住いの方も居る。会員間の交流を目的に作成されている名簿だが、これをもとに会員同士の交流が果たしてどれくらい行われているのだろうか。折角の名簿なので、考心会幹事の方が言われているように積極的に活用してもらいたい。と言っている自分はブログのアドレスなどの情報は載せているが、自ら誰かにコンタクトしたりして活用していない。活用しなくては。考心会の平均年齢ももう少し下げたいので、皆さん、考心会に参加しませんか?年会費3000円で年二回の講演会に出席できて、会報も郵送してもらえ、南淵先生や深津さんと直接お話しすることもできます。

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平成26年度総会と講演会

年2回の恒例行事。それは2010年から続けている考心会への参加だ。特別な用事が無い限りは春と秋に開催される講演会に参加して、南淵先生をはじめ色々な先生方から心臓、病気や健康にまつわる話を聴いて勉強させてもらっている。

3月某日、考心会会長の吉村さんから電話がかかってきた。

「今度の考心会で、鍋島さんの集まりの話をしてもらえませんか?」
「喜んでお引き受けいたします」

と電話で即答したまではよかった。

発表の時間は10分間。さて、このブログと集まりのことをどのように話しするかと、考心会当日の今朝まで、それなりに悩んだ。



会場に12時半に到着。13時から年次総会が開始された。今回の参加者は230名。それでも会員数の減少が少し気になる。高齢になって外出するのが難しく講演会に参加できなくなって退会された方が多いそうだ。一方、新規に入ってくる方の数が思ったより少ない。最近は考心会のホームページからインターネットで入会を問い合わせされる方も増えてきてはいるそうだが。

次に、南淵先生の「近況報告」。今日は、TV出演料の話や、先週の外来で初めて気付いたことがあったという心臓の関連痛の話。それから、なにやら物理学(?)のお話も。考心会の前身である患者の会が始まった21年前と比べて、今日の医療で大きく変わった点の話になって、いろいろ世間で言われているが、高血圧の薬は副作用も少なくとても良くなったとのこと。ICUや手術室に置かれるモニター機器の進歩も技術革新と共に医療機器メーカーの営業活動の成果も結びついて大きく進歩しているとのこと。この後のお話は・・・次の出番が自分だったので頭に入らず・・・

休憩を挟んだ後、檀上から「心臓病仲間の集まり」という題目で10分間ほどお話させて頂いた。心臓病患者の気持ちとはから始まり、ブログのこと、集まりのことを取り留めなく話してしまった感じだ。詳細は後日、考心会のホームページに載せて頂けるかもしれませんので、そしたら興味のある方は読んでみて下さい。


(撮影:三つ葉葵さん)

引き続き、東京ハートセンター コーディネーター・手術室師長の深津さんの講演。持ち時間は南淵先生の30分よりも長い40分間。深津さんの講演は、感動あり尊敬ありの素晴らしいものだった。

手術室の看護師であるに限らず、コーディネーターという立場で患者と接するお仕事について、実際の現場でのエピソードを沢山交えて語ってらっしゃった。

いくつか印象に残った話を記すと、
①病院に電話をかけてきた患者の「ちょっと調子が悪い」と言った時の声の調子で微妙な判断を行っていること。
②常に患者の側に立って物事を考えていること。
③判断に迷わない方法、それは自分がもし患者だったらどうかと考えること。
④自分の魂が吸い取られるくらい真剣に患者と話をみっちりと行い、患者さん本人が納得して手術を受けることを決めるそのプロセスに携わられたエピソード。
⑤情報は大切。あきらめないで行動し、引き下がらないこと。

私が南淵先生の診察のアポを取るために電話をかけて、初めて深津さんとお話した2008年の秋のある日のことを思わず思い出した。

次に、大和成和病院前院長の小坂眞一先生の「下肢 静脈瘤」のお話。下肢静脈瘤については全く知識を持っていなかったが、こんな病気でこういう治療方法があるのだと、とてもよく理解できた。小坂先生はこれまで1,080例の下肢静脈瘤手術を行ってこられた。実際の患者の足にできた静脈瘤や湿疹、変色した足の皮膚の写真と、静脈瘤根治手術の動画上映。基本的に静脈瘤になった皮膚に近い部分の静脈は抜いて体内から取り去ってしまう手術のようだ。そういう血管は体内に存在しなくても生きていく上で何の支障もないそうだ。心臓バイパス手術に使われる脚の静脈血管もこれにあたる。もっとも静脈瘤になった血管をバイパスに使うことはできない。この下肢静脈瘤という病気は心臓病とは直接関係ないらしい。若い人でもなるし、何か特別原因があってなるという訳でもないようなので、この病気もやはり他の病気と同じく理不尽なものかもしれない。医療関係者の間でもあまり発表されるテーマの病気ではないそうだ。もしこの病気になっても、この病気のことをよく知らない医者であれば、「ちょっと足がむくんでいますね。むくみ止めで様子をみましょう」などと言われて、本質的な治療が行われずいつまでも症状が回復しないかもしれない。ここで深津さんの情報が大事という話に紐づくのだが、もし患者に病気に対する事前知識があれば、正しく診断し治療してくれる医者を見つけ出すことができるかもしれない。今日の講演で下肢静脈瘤の話を印象深く聴けて知識を得ることができたのはありがたかった。

予定時刻に考心会は終了。いつもは、(元)心臓病仲間の集まりメンバーで近くに飲みに出かけるのだが、今回は檀上で発表を行ったので、考心会幹事の方々主催の夕食会に誘って頂いた。なんとなく一人では寂しいので会場にいた三つ葉葵さんにも同席してもらう。

近くのファミレスに移動。南淵先生と小坂先生の向かいの特等席で食事をすることに。檀上の小坂先生は、「う~ん、典型的なお医者さんか?」と思ったが、こうして目の前に座ってらっしゃる小坂先生とお話すると、下記の写真の通りとても気さくで温かみのある先生であった。南淵先生はいつもの如く、Yシャツの下のTシャツは、東京ハートセンターのネコTシャツ。ちなみに小坂先生の著書「図解これで安心! 心臓手術」は私が術前に読んで心臓手術を理解し不安を取り除いてくれたお勧めの本で、また「心臓病の9割は防げる」は術後も日常生活の行動において健康を意識づけさせてくれるそんな本だ。その著書の先生が目の前にいらっしゃるというのは少し感動の場面であった。持参していた「図解 心臓手術」にサインしていただこうと思っていたが、結局お願いするのを失念してしまったのはあとから気付いた失敗であった。


南淵先生と小坂先生


南淵先生の東京ハートセンターネコTシャツ(東京ハートセンターの売店で販売中!)

考心会。折角このような素晴らしい心臓病患者の会があるのだから、このブログを読んで頂いた方にも是非参加して頂きたい。そうしないと勿体ないと思う。ご家族を含めて年会費3,000円で得られる情報価値は大きい。入会するのに手術を受けた病院は問われない。もちろん術前の方の参加もOKだ。最近はインターネットで関東圏以外からも参加申し込みがあるそうだ。今日は滋賀の豆パパさんのブログを読まれて手術を受けられた方から帰り際会場で声をかけて頂いた。講演会に参加できなくても、講演会で話された講演内容はテープ起こしされて一字一句書かれた会報が郵送されてくるので、出席した場合と同じ情報を得ることができる。今秋には南淵先生の新たな著書が出版予定とかで、ひょっとしたら考心会会員には無料で配布されるかもしれない。一緒に考心会に参加してみませんか? 連絡先など詳細は、こちらの考心会のホームページをご覧下さい。。(どこの病院、どこの先生の手術を受けた方でも考心会に参加可能です。)

考心会連絡先メールアドレス:exam@koushinkai.net

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プロフィール

Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の51歳男性。

2008年12月に40歳で心臓の僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)


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但し、私は医者やカウンセラーではないので医学的なご質問にはお答えできません。初めて連絡下さる方は簡単なプロフィールをお願い致します。

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このブログは、私が心臓弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。手術を受けた時の描写は2008年12月の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

(元)心臓病仲間のアンケートを企画・回答集計しました(2018年秋)。これから心臓手術を受ける方にはとても参考になるデータだと思います。アンケート集計結果はこちらの記事へ

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南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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