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新型コロナワクチン 第二回目接種

新型コロナワクチン(モデルナ製)の2回目の接種が終わりました。

職域接種により、1回目は6/25に接種。2回目はその4週間後に予定されていたのですが、なんと私が保健所の指示で濃厚接触者となってしまい予定日に接種会場に行くことができなくなってしまいました。幸い、PCR検査の結果は陰性だったので問題はなかったのでよかったのですが。

よって、2回目の接種日を8/12に変更。中6週間以上空いたので効果に影響ないのか少し心配したのですが、申請書を提出した際に聞いてみたところ、1回目と2回目の間が4週間以上空いていることが大事で、それ以上空いていても問題ないとのことでした。

さて、先に2回目を接種した周りの経験者の感想を聞くと、寒気、発熱、倦怠感、頭痛等で、1回目に比べて体の反応の程度は酷いようです。私も、接種から24時間経った頃をピークに、発熱と強い倦怠感、体の節々の痛みがありました。熱は37.5度くらいまでだったので耐えることができるギリギリまで耐えたあとに、解熱剤を飲みました。12年前の心臓手術後、発熱することはほとんどなくなり、今回のような発熱は2009年以来だったので、久しぶりに発熱による辛さを思い出し、結局丸一日寝てました。接種当日は問題なくても、大概の人は翌日に仕事するのは厳しいと思います。あらかじめ充分に計画して接種の日程を組まれると良いと思います。

接種から3日目の今日は、9割9分回復しました。私としては、他の方々と比べて、心臓手術を経験した云々が故に留意すべき事柄は特にありませんでした。

ワクチンを打ったら感染しないという絶対的な安全を保障される訳ではないようですが、早くこのコロナウイルスによる様々な制約や負担が世の中からなくなってくれることを望みます。

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新型コロナワクチン 第一回目接種

昨日(6/25)、新型コロナワクチンの第一回目の接種を受けてきました。年齢50代の一般人の中では比較的早く接種した方かもしれません。

勤務先の職場に大会場が設置され、先週6/21から接種が開始されました。社員の他、近隣住民等にも接種機会を提供するようです。

勤め先社員の中での接種の順番は、一部の例外(オリンピック関連従事者等)を除いて、一応無作為に決めるらしいです。とは言っても、組織のトップや再雇用社員の60歳以上の方から優先されている風ではあります。

私は、7/5が一回目の日程との連絡が会社からきていたのですが、接種人数枠が増えたとのことで、急きょ日程が早まり、昨日接種することができました。手続きは迅速な流れ作業で、申請書の提出、確認、接種、急な副作用が発生しないか確認するために現場で15分待期で、合計30分もかかりませんでした。私が受けた時間帯には会場に100人くらいいたでしょうか。1日に相当な人数に対応しているようでした。私に針を刺してくれたのは看護師さん風の女性でした。手慣れた風で、軽く言葉をかけてくれながら淡々と処理して下さいました。筋肉注射なので針を刺すときに痛みがある・・・という先入観があったのですが、、針が細いためかどうかわかりませんが、全くと言ってよいほど痛みはありませんでした。血液検査の時の採血の針を刺すのも、刺す人によって痛みの感じ方が明らかに違いますが、上手な方だったからなのかもしれません。

接種日当日はほぼ体は無反応でした。若干体が汗ばんだくらい。バイアスピリンを服用している旨を申請書に記載したので、「2分間止血」というカードを渡されましたが、出血も内出血も全くありませんでした。腕の痛み等、巷で言われている症状も起こることなく、逆に本当にワクチンが体内に入ったのか?と疑問に思うくらいでした。

一晩寝て、1日経った今朝、接種した方の腕が少し筋肉痛っぽい感覚が出てきました。でも、日常生活に全く支障のないレベルです。(追記:その後接種から24時間経過したくらいから、軽い頭痛が始まりました。でも発熱はありません。腕の筋肉痛っぽい感覚もだんだん強くなってきました。3日目は頭痛と倦怠感がありました。幸い仕事のない休日だったので午後たっぷりと昼寝したらスッキリ回復しました。)

バイアスピリン、アーチスト、ワソラン、ミカルディスなど、普段の服用薬が多いので、それらとの副作用も少し心配でしたが、結果全く問題ありませんでした。(あくまでも私の場合です。)

でも、2回目の接種後の方が倦怠感や発熱などが強く起こる可能性が高いらしいので、要注意ですね。土日休みの会社勤めの方だと、金曜日に受けて週末自宅でゆっくりされるとよいと思いました。私の2回目の接種は7/28の水曜日です。

3回連続で紙面開催となってしまった考心会ですが、南淵先生の寄稿は読んでいてとても楽しいです。今回は、疾病、新型コロナウイルス、SDGs、オリンピック、国家権力に対するご意見など、いつも最新の出来事についての知識豊富な南淵先生には尊敬させられます。(今は会費も半額ですので、興味のある方は是非考心会に参加をご検討ください。会報を郵送で送ってもらうだけも価値があると思います。)

ワクチン接種についても南淵先生が書かれていましたので、(元)心臓病患者に参考になる部分をご紹介しておきます。

・権利のある方はぜひ受けて欲しいと思います。
・患者さんからの毎日のように入る問い合わせ:
・「持病があるから受けた方がいいんですよね?」
・「持病があるから受けない方がいいんですよね?」
・ワクチンはちゃんと効くと思います。その証拠に二回目の接種から24時間ぐらいしてものすごい疲労感が襲ってくる人が多いようです。私(南淵先生)もそうでした。
・体がふわふわして、全身に力が入らない感じで、手足に軽い痛みも感じました。私(南淵先生)の場合は微熱程度でしたが中には発熱した人もいました。ただしこれは2、3日で治ります。結果的にどうってことはありません。
・ですが、いろいろな病気がある人、例えば、慢性閉塞性呼吸器疾患(COPD)や心房細動がある人など、どうなるかわかりません。ワクチン接種の直接のせいではないけれども持病が微妙に悪化してしばらく入院が必要になるかもわかりません。厚労省からもこのあたりのデータは発表されていない模様。
・二回目の接種の後はそれ相応の覚悟はしておいてください。しかしやはりちゃんと効果はあるのだと思います。体がそれなりにしっかりと反応しているからです。
・ワクチンは受けられるときに受けといたほうがいいと思います。
・と言うか、お願いします!ワクチンは受けて下さい!

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(元)弁膜症患者のつぶやき

(元)弁膜症患者が、心臓病以外の病気で病院に行ったときに医者からよく言われることシリーズ。

(医者)「人工弁が入っているのね。」

弁膜症手術を受けたことがあると伝えると、人工弁置換をしたと思われることが多い。
「いいえ、弁形成です」と言っても、「あっ、生体弁なのね」と勘違いされることもあり。
「弁膜症手術=弁置換術」というのが一般的な認識のようです。弁形成術の認知度は低いのかな?

(医者)「弁膜症手術したのなら、ワーファリン飲んでるから今度手術するときはちょっと対策が必要だな」

弁膜症手術した患者はみんな普段ファーファリンを飲んでいると思われている。
機械弁を植えている人はワーファリンか別の抗凝固剤が必要です。ですが、生体弁や弁形成であれば必ずしもファーファリンの服用が必要ではありません。(私はバイアスピリン服用)
以前、初めて採血検査をした病院で、ファーファリンを飲んでいないのにINR値を検査されたことがあります。(看護師さんの勘違い)

(特に年配の医者)「これまでにリウマチ熱にかかったことある?」 

今どきリウマチ熱で弁膜症になったという人は極少ないはず。
少なくとも(元)心臓病の仲間うちで、リウマチ熱が原因でという話はこれまでほんの数名からしか聞いたことがない。

(医者)「心臓のどの弁を手術したのか(医者から)聞いてる?」

弁膜症手術を受けましたとだけいうと、循環器系の医者でないとしても、どの弁を手術したのかを結構聞いてくることがある。疾患のあった弁の種類を知っておくことは医者にとって大事な確認事項なのかもしれない。
初診などでヒアリング用紙に手術歴を書くときは、あらかじめ手術をした弁の種類(僧帽弁とか大動脈弁とか)も書いた方がよいのかもしれない。

医者といっても守備範囲が広いので、自分の専門の病気以外については、患者が思っているほど詳しく知っている訳ではないのかなと感じられることがあります。医者だからどんな病気についてでも知っているはずという思い込みをしている患者が一般的に多いと思われます。気になる病気のことは、その病気の専門医に診てもらうことが大事です。

(元)心臓病患者の仲間のみなさん、心臓以外の医者にかかったときに、似たようなことを言われた経験がありますか?

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手術を支援するロボット

追記: ニューハートワタナベ国際病院で実際にダビンチによる手術を受けられた我々の仲間の山古志さんから体験談のコメントを頂きました。コメント欄の3つ目を是非ご参照ください。

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9月7日付けの日経産業新聞に、手術支援ロボット「ダビンチ」の主要特許が2019年で切れたとの話題が載っていました。これまでは、この分野において「ダビンチ」が独占状態だったそうですが、今後は、精密機械の製造に強い日本企業による手術支援ロボットの開発製造も加速するだろうと記されています。「ダビンチ」による心臓手術は現在幾つかの医療機関で行われています。「ダビンチ」って、Intuitive Surgical社というアメリカの会社の製品だったのですね。しかも、特許の絡みで、これまで競合他社が同様な製品を出すことができなかったことは知りませんでした。

手術支援ロボットによる手術手技の標準化、安定化や、これまで技術的に不可能だった手技が実現されるということは望ましいことだと思います。もしかして、何十年後かの将来、手術はほとんどロボットが行うような時代がやってくるのでしょうか。そして、外科医は、ロボットを操作する捜査面の技量の向上の方により修練を注ぐことになるのでしょうか。

自分で実際に心臓手術を受け、経験者の仲間の話を聴いて、手術室の中に入って生の心臓手術の様子を見学した経験から言えば、心臓手術(に限らず外科手術)は、明らかに職人技だと思います。標準化されたこと以上の高レベルの手技は、逆に経験豊かな職人である外科医にはできてもロボットには実現されないことかもしれません。実際に胸を開いて心臓の中を開けてみて初めてどう対応するか判断できることも多いそうです。突発の緊急事態が発生した際の対応も、経験や技量が大きく左右するようです。

世の中色々なことが急速に変化しつつある昨今です。もしかしたら、あと数十年すれば、心臓手術の根本的なやり方や、弁膜症の弁形成、弁置換の今の常識が、大きく変わっていたりするかもしれませんね。

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紹介: エセランナー 2度の心臓手術からのフルマラソン完走への復活ロード

当ブログに以前からリンクさせてもらっているブログ、「エセランナー 2度の心臓手術からフルマラソン完走への復活ロード」のしゃどうびいとさんが、当ブログの紹介記事をアップして下さいました!

こちらです。私が書いた古い記事にも目を通して読んで頂きありがたいです。
https://ameblo.jp/mrmaeno/entry-12598390587.html

これから手術を受ける方々に対して、「心臓手術経験者を有効に活用しましょう」と呼びかけていらっしゃいます。その通りだと思います。体験語りたがりの方々が多いのが心臓手術経験者の傾向的特徴の一つです。相談や質問など喜んで聞いてアドバイスしてくれる仲間が多いと思います。

しゃどうびいとさんは、私と同年代の関西人の方です。(私も出身は関西。)

術後、弁膜症の関係者と積極的に交流を持たれています。その活動の様子はブログに詳細に書かれています。私の知っている仲間でもここまで活発に色々な活動されている方は少ないのではないでしょうか。

しゃどうびいとさんが参加されている中に、一般社団法人 心臓弁膜症ネットワークがあります。団体の名前は以前から聞いたことがありましたが、しゃどうびいとさんはそこにご自身の体験談を寄稿されたり、催されるイベントに参加されたりしています。(オンライン交流会というのがあるそうです。うっ、先を超されました!) 興味のある方は是非ご覧ください。

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プロフィール

Author: カムバックハート

カムバックハートブログバナー

カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の55歳男性。

2008年12月に40歳で心臓の僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)


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但し、私は医者やカウンセラーではないので医学的なご質問にはお答えできません。初めて連絡下さる方は簡単なプロフィールをお願い致します。

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お知らせ
このブログは、私が心臓弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。手術を受けた時の描写は2008年12月の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

(元)心臓病仲間のアンケートを企画・回答集計しました(2018年秋)。これから心臓手術を受ける方にはとても参考になるデータだと思います。アンケート集計結果はこちらの記事へ

コルコバード


南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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