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書籍紹介: 『病院で起こった不思議な出来事』 南淵明宏著 マキノ出版

南淵先生の最近の著書が、先日、新横浜ハートクリニックの受付ロビーに置かれてあり、パラパラ見ていたら面白そうだったので購入して読んでみました。

『病院で起こった不思議な出来事』 南淵明宏著 マキノ出版  (←こちらをクリック!)

本のタイトルは著者が決めるのではなく、出版社の編集者がその本が売れそうな題名をつけるのだそうです。この本のタイトルと中身はちょっと違っているかもしれません。あとがきに南淵先生が書かれていますが、病院で起こった怖い怪談集的なエピソード本ではありません。先生曰く、「カチカチにこり固まっていた肩がスーッとゆるみ、ゆったりと自由にものを考えられるような、あるいは、静かに物思いにふけることができるような、雰囲気づくりの一助となる本になればと願いつつ原稿を書いてきました」とのこと。また、「あなたには、お亡くなりになり、もう会えなくなってしまった大切な方がいらっしゃるでしょう。本書が、そうしたかけがけのない人たちを改めてなつかしく、愛おしく思い返す一つのきっかけとなるなら、これにまさる喜びはありません」と書かれています。私がこの本を読んで、亡くなった父、祖父、祖母、叔父のことを思い返すきっかけとなったことは事実です。

さて、内容ですが、なにげに興味を持ったのは、冒頭に書かれている南淵先生のルーティーン(朝起きて、病院に向かいそこで過ごす日常生活の様子)や、幼少期の一家夜逃げのお話、学生時代から医者になるまでの経過や、また多分これまで公開されていなかったであろう、先生が14年間、手塩にかけて育てあげた民間病院の心臓外科(=私が心臓手術を受けた病院のことですね!)を辞めるに至った理由がさりげなく書かれていたりしたことで、そうした内容を読んでいると先生の顔が思い浮かんできました。

「たよりがいのありそうな、意志的な眉と瞳の持ち主です」と書かれている、深津さんと思われる(というか絶対深津さんしかありえない)女性の体験談も興味深いです。

これ以上の本の内容については実際に手に取って読んで頂ければと思います。

関連して、私のこれまでの人生におけるちょっと不思議な体験を記載しておきたいと思います。

虫の知らせ: 
こちらの記事に数年前、自身の服薬ミスが原因で失神した体験を記しました。実は、その数日前から、当ブログのある読者の方からその方自身が子供さんの学校で徐脈から失神したことが数回あるというご相談を頂いていました。その後、私も自分の子供の学校で倒れたことで、のちに冷静になって思い返すと、その頂いたメールは私に対して何らかの予兆や注意喚起を促してくれていたのではと感じずにはいられませんでした。(単なる偶然かもしれませんが)

幽体離脱:
これもどこかに書いたと思いますが、高校生の時、バイクに乗っていて交通事故に出合った際、車と衝突する直前に一瞬自分の魂が体から抜け出して、上方に浮かんで、車の中の運転者と隣の人(女性と男性の顔をはっきり覚えています)を見ていた気がします。これについては、本当に魂が体から抜け出たのかどうかは怪しく、なんとなくそういう気がするという程度なのですが。

亡くなった人が話しかけてくる:
①私は大学生時代に南米ペルーに1年間滞在していたのですが、その海外滞在中に叔父が日本で亡くなりました。当時はメールもなく、国際電話も滅多にかけるようなものではなかったので、叔父の死を知ったのはしばらくして国際郵便で届いた親からの手紙によってでした。ですが、ちょうど叔父が亡くなった日の前後に、地球の裏側にいた私の夢に叔父が現れて話しかけていたのです。それまで叔父の夢なんてみたこともありませんでした。夢は普通記憶から直ぐになくなるのですが、なぜかその夢は印象に残っていました。あとから、叔父が亡くなったことを知った時、あの時の夢は叔父が私に最後の挨拶にやってきてたんだなぁと思いました。

②亡くなった父の墓参りのために、京都の某お寺に一人で行った時のこと。お参りをして、さて帰路につこうとした時、足が重たくなり歩きにくくなりました。誰かに足を掴まれているような感覚でした。親父が、「今日は折角来たのだから、もう少しゆっくりしていけ」と言っているような気がして、しばらくベンチに座って、父が生きていた頃のことを思い返したりしました。そのあとは、普通に家に帰ることができました。

③私の体験ではありませんが、祖父が亡くなった後、祖母が仏壇の扉を開けたまま夜寝ていると、祖父が現れてきて色々しゃべりかけてくるのでうるさくて眠ることができないと言っていたのを覚えています。祖父が祖母にあまりにうるさく話かけてくるので、寝るときは仏壇の扉を閉めるようにしたら、その日以降ピタッと睡眠の邪魔をしなくなったそうです。その祖母も昨年94歳で亡くなりました。今頃、祖父と一緒にあの世でおしゃべりしているのしょうか。

南淵先生の本の最後に、参考文献として書籍がいくつか紹介されています。その中の一つの『人は死なない』 矢作直樹著 バジリコは以前読みましたが興味深い本です。個人的には、その本の中で取り上げられていた、世界の登山家が崖から足を踏み外して落下による死を感じた瞬間に何を思ったかという体験談を集めて書いた別の本(タイトル失念)のことが印象に残っています。

皆さんのちょっと不思議な体験がありましたら、コメント記載頂ければと思います。(術中の幽体離脱と言えば、松本良順さんは既に何度か書いてくれましたね。術中の幽体離脱を経験する人は確かに存在するようです。私は麻酔でぐっすり記憶なしでしたが・・・)

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術後四十八回目の外来(新横浜ハートクリニック)

今日の外来は、9時25分に受付、10時30分には会計終了ということで、いつもにまして迅速な流れでした。心電図検査、血液検査、胸部レントゲン撮影、心エコー検査をちゃんと行い、血液検査以外の検査結果を踏まえての南淵先生の診察を受けた上で、その時間です。

まずは、私の入院時のICU看護師で今は新横浜ハートクリニックで看護師をされている伊崎さんと情報交換。続いて、今日の心エコー検査は、待ち時間無しのトップバッター。検査自体10分程度で終了。その後の南淵先生の診察の時には、技師さん手書きの心臓超音波検査報告書が既に用意されており、その報告書を読みながら、南淵先生が心臓と弁の今の状態をいつもより詳しく解説して下さいました。心肥大なし、駆出率も東大の試験合格は無理かもしれないが東京工大くらいなら入れるかもしれないくらいの数値だとか(?)。僧帽弁の逆流はTrivial(ごく僅か)で狭窄なし、三尖弁もTrivial、大動脈弁は逆流、狭窄共に無しとの診断でした。

僧帽弁の手術を受けた人は、開胸のついでに三尖弁の形成術も行うことが多いのですが、そのことについて解説を受けました。僧帽弁を治した後、なぜか理由もなく三尖弁の逆流だけが酷くなることがあるそうです。手術の際、僧帽弁に到達するには、右房を切り開いて、心房中隔を切ってやっとその奥にある僧帽弁に到達するそうですが、僧帽弁を治して閉じていく際に、三尖弁はその通り道上にあるので、僧帽弁を治した後、将来の三尖弁の逆流に備えて予防的に形成しておくのだそうです。

私の場合、三尖弁の形成術は受けていないと自分で思い込んでいたのですが、「ちゃんとやったよ」と南淵先生に指摘されました。元々三尖弁に逆流があれば弁輪も使うが、そうではない予防対策であれば糸を何回か通して形を整えるだけだとのこと。私の場合は後者なので、術後の報告書に三尖弁形成実施の記載がなかっただけのようです。


自宅にて。今日受けた心臓の検査結果のコピーを並べながらブログを執筆中

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プロフィール

Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の51歳男性。

2008年12月に40歳で心臓の僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)


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お知らせ
このブログは、私が心臓弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。手術を受けた時の描写は2008年12月の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

(元)心臓病仲間のアンケートを企画・回答集計しました(2018年秋)。これから心臓手術を受ける方にはとても参考になるデータだと思います。アンケート集計結果はこちらの記事へ

コルコバード


南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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