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映画: アウェイク (2007年 アメリカ)

GYAOで現在無料視聴可能な映画、「アウェイク」 (2007年 アメリカ)を観ました。

(全米?で)年間2100万人が全身麻酔を受けるそうですが、そのうち、約3万人は、眠りにつくことができない術中覚醒という状態になるのだとか。。。肉体的には完全に麻痺状態だが、意識があり手術室の中の医師やスタッフの会話も聞こえるとのこと。0.14%の確率(1000人に14人)ですが、果たして本当なのでしょうか。それともフィクションなのでしょうか。

映画の内容については、心臓移植手術においてそういう術中覚醒がどのようなものなのかということと、人の信頼を完全に裏切る全く持って許せない医療行為のサンプルという二つの側面を観ることができました。まあ、術中覚醒を含めて作り物というストーリー仕立てではありますが、この事件の原因は医療訴訟に苦しむ医療者側の苦悩であるようなので、訴訟王国アメリカではありえなくもない話かなと思ってしまいます。胸骨の正中切開で、例のノコギリが出てきます。それで胸骨を切った後、開胸器をはめて胸を開くのですが、開きすぎたのか肋骨がポキッと折れてしまいます。「こりゃ、明日痛むぞ~」と呑気な医者の会話がでてくるのですが、胸骨正中切開経験者にとっては笑える場面ではありませんね。実際にはガバッと胸骨を開け開いても弾力性があるみたいなので、映画のようにポキッということはありえないと思いますが。。。

実際の手術では、点滴管から麻酔薬を投与されることでほんの数秒で意識はなくなるのが全身麻酔だと思います。ちなみに口にかけられたマスクから麻酔薬が流れてくる訳ではありません。あれは酸素。わたしは、過去に心臓手術と鼠径ヘルニア手術の時の2回全身麻酔を経験しています。大腸ポリープ切除術を受けた時も、ほんの数十秒間だけ意識が飛ぶ軽い麻酔か鎮痛剤をかけられました。いずれの時も、麻酔下での覚醒という経験はありません。手術室の中で、魂が肉体から離れて、上空から自分の肉体が手術を受けている様子を俯瞰して眺めるという話を聞いたことはあります。人間の肉体と魂を意識的に分離させることも訓練すれば可能らしいので、ありえない話ではなさそうです。ひょっとして、そういう経験された方って、このブログの読者でいらっしゃいますでしょうか?(松本良順さんが確かそんな経験があると言っていたような・・・)。 

わたしが高校生の時に、バイクに乗っていた自分が右折してきた車と交差点で衝突するという交通事故に出会いました。その時、わたしのバイクにぶつかってきた車の運転手と助手席に座っていた二人を「上空」から見つめた記憶があります。あれは、車に衝突する寸前のわたしの肉体から魂が一時退避するべく上方向に飛びあがった幽体離脱だったのではないかと思っています。幸い、その事故では大きな怪我はせずに済みました。ですが、その事故の後、家に帰る途中でなんとその日2度目のバイクの交通事故に遭遇してしまったのです。今度は頭を打ち意識喪失して入院することになってしまったのでした。運ばれた病院の看護師さんに同じ日に2度交通事故に会った珍しい患者さんと言われました。結果、特に治療を必要とせずに後遺症も無く1週間の入院で無事退院できたのは幸いでした。運転に対する意識が甘かった若い時の苦い思い出です。

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Secret

心臓手術を乗り越えたのだから、それが良い事もある。

お久しぶりです、カムバックハートさん。

黒鉄です。

この過去半年ぐらいは、私は非常に体調が悪くて大変でした。

体調不良起因で、2回も入院したり、インフルエンザになったり。で
ほとんど外出しませんでしたが、逆に幸いにして本は多く読めました。

最近は漸く体調が回復してきました。 そろそろ、本を捨てて外出しようかな。

さて、

映画アウェイクの麻酔の話関連で、呑気な医者の会話「肋骨ボキッ」云々のところ、

一見は深刻かもしれんが、心臓自体の手術と比較すれば、それほど怖くないかもしれません。
むしろ、胸の窓が広くなって、手術が楽かもね。



私は、心臓手術後の暫くあとに、傷口から体腔側の縫合の糸が出てきてビビりました。

体表面ではなくて内側の糸ですので

「この糸を引いたら中身が出ちゃうのかな?」

という心配して呑気な看護師さんに見せたら

「ああ、引っ張らないで、余分は切り取って」と云って「ハイ、鋏」
    「エー!自分で切るの?」
「怖い?」
「いいえ、自分でやります」、、、チョッキンとな(意外と呆気ない)。

当時の事を思い出せば
傷口の肉芽も自分で潰して、ダラダラ血が出る傷口にフィブラストをスプレーしていました。
自分の指で傷口を広げて、内側の血を洗ってから、シュッシュッとスプレー。

麻酔無しなので、ちょっぴり浸みるが、

心臓手術を乗り越えたのだから、それと比較すれば「こんなの何でもねー」。

心臓手術を経験して、体力は少し衰えたかもしれないが、度胸は強くなったと思いますよ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

追伸: 最近読んだ東野圭吾の小説、「人魚の眠る家」が映画化されます。
 
 
ーーー
 脳死と脳死判定の狭間の少女「瑞穂」とその母親「薫子」と、
 日本では禁止の未成年心臓ドナーを求める「雪乃」。
 
 最新の医学知識を教えてくれる。
 そして医療モラルの社会的意義を問う教師とは誰なのか?

 その僅かなミステリ要素が解けた後に来る、極めて大きなドンデン返し。

ーーー

 この本は元心臓病気患者の人は健常者よりもテーマが身近であるので
数倍興味深く、読むことが可能です。
そういう小説です。


コメントありがとうございます。

黒鉄さん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。

体調不良があったとのこと、その後、2度も入院もされたのですね。
本を沢山読めたとのこと、僕も次回入院するようなことがあれば
沢山本を持ち込んで読みたいと思っています。

心臓手術を経験した方は、結構色々なエピソードを持っている方が
多いようです。今なら笑いごとで済ませることが、その時は真剣に焦ったり。
予期せぬトラブルはまあまあ起こりますね。。。。でも、そうした突然の
出来事も楽しんでやるくらいの気持ちで入院~手術~リハビリ~退院までを
過ごせるような人は、良い結果に結びつくことが多いみたいです。

「人魚の眠る家」ですか。興味深く読めそうなので、今度探して読んでみますね。

カムバックハートこと鍋島

「アウェイク」視聴。 

再び黒鉄です。

「アウェイク」は未だ無料配信中でしたので、観ました。


 肋骨が”ポキッ”折れるところ、観ていて痛いです。

しかし、私も昔にお医者さんと話していて、

   他の手足の骨と違って、肋骨はすっぱり折れない。

   肋骨は肺呼吸を促すために弾力に富んでいる。

   肋骨の骨折は”ミシッミシッ”という、
   濡れて湿りきった割り箸を折る感じ。

と云ってましたね。 カムバックハートさんに同意です。


映画の演出で、痛そうな音に変えたのでしょうね。

手術室にロングヘアーで医療帽子を被らない女が、出たり入ったり。これも恐ろしい。

患者のジャックが、手術中に涙を流している。 周りのスタッフ、気付かないのか。




追伸:
 「アウェイク」は2007年の映画。
 「人魚の眠る家」は2015年の小説(今年の冬に映画化)。

しかし、手術に関するドラマと云えば
終わったばかりとは云え、もっとも旬なのは「ブラックペアン」。

ドラマ版の主人公のモデルはブラックジャックですよね。  

さて、(小説版には出てこない)、
ドラマ版オリジナルキャラクターの)
医療コーディネーター=”加藤綾子アナ”のモデルは誰かな? 

私は、あの方だと思うのですけれど、、、。

映画にドラマ

黒鉄さん、

「アウェイク」を見られたのですね。GYAOでは7/6まで無料視聴可能なようです。

「ブラックペアン」は噂は聞いていましたが、実は見てなかったです。
先日の考心会の南淵先生の講演の内容を送れらて来た冊子で読むと。。。
ブラックペアンのプロデューサーの方から、「二宮和也演ずる若い医者のモデルは
南淵先生だったんですよ」と言われたとのことらしいです。
昔のドラマ、「ブラックジャックによろしく」では正式に南淵先生がモデルだったみたい
ですね。第六話の手術シーンには深津さんも登場されているとか。このドラマも見て
ないので、いつかネットででも有料視聴しようかなと思ってます。

訂正とBJx2と海猿

前回の訂正します。
「患者のジャック」ではなくて「患者のクレイ」です。
すなわち、アナキン・スカイウォーカーの役者でした。

クレイとジャックを間違えるのは、他の誰と間違えるよりも最もヒドイ勘違いです。

お詫びして訂正します。

ーーーーーー
「ブラックジャックによろしく」、を読んでみたい。評判良いし興味ありますね。
「海猿」と同じ作者の佐藤 秀峰ですね。
後者は映画を観て感動したし、映画ロケ地にも行きました。

ところで、
5年前から何回も入退院を繰り返したけれど
入院中に(誰でも)読める病院の本棚には、
本家の手塚ブラックジャックは、何時も置いてありました。

BJが描かれてから40年以上経過して尚、未だに読まれていることにも感動します。

No title

いやー、ありましたねー(笑)。心臓切ってもらっている最中、見ました。
ムーに投稿したくなる体験しました。居心地の良い光の玉と、謎の声。
ずっと光の玉の中にいたいなーと思ったら、謎の声が「死ぬまで生きろ」。
ああ、まだ往生のときではない、と、夢の中で悟りましたね。ある意味無念。
それくらい、光の玉はいいところでした。
術中、けっこう緊迫した事態が起こっていたらしいです。執刀医の弟子が教えてくれました。
教えてくれた彼、しばらく飛ばされていました。治ったから、これ以上はよしとしておきます。

あいにくその後超能力などは発現してないです(笑)。
が、術中に聞いた謎の声に、のちに仕事や金銭面のことでPTSDになってしまった際、
夢の中で謎の声が助けてくれました。
翌朝、当時通っていたメンタルクリニックに行くと、先生もびっくりの全回復。
ルルドの泉もびっくりな体験でした。

こんばんわ、整形の長時間OPで無影灯のへんから自分をみているのはkeikennあります。20回の大きなOPでAVR回目Ao形成がそれまでのOPでいちばん楽でした

術中覚醒

やはりいらっしゃいましたね。術中覚醒経験者。
この手の現象を体感する方は、決まって男性のようです。

あのICUで味わう特殊な気分や、ICUシンドロームと言われている現象も
もっぱら男性患者がその感覚体験を伝えられているようです。

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別の話ですが、「ブラックペアン」のDVDを仲間の一人から貸して頂き
一気に見ることができました。ドラマとしてはなかなか面白いですね。
テーマは違いますが、しばらく前の「半沢直樹」的なものを私は感じました。

心臓手術を扱ったドラマですが、手術を体験した患者からみて、それはありえねぇ~
と思われることが多々ありました。ドラマの人を引き付ける関心としては良いのですが
それによってこれから心臓手術を本当に受ける人にネガティブな印象を与えるありえねぇ
はどうなのかなと。。。。


プロフィール

Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の50歳男性。

2008年12月に40歳で心臓の僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)


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但し、私は医者やカウンセラーではないので医学的なご質問にはお答えできません。初めて連絡下さる方は簡単なプロフィールをお願い致します。

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このブログは、私が心臓弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。手術を受けた時の描写は2008年12月の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

(元)心臓病仲間のアンケートを企画・回答集計しました。これから心臓手術を受ける方にはとても参考になるデータだと思います。こちらの記事へ

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南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

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