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一家に一台?、タブレット型超音波検査機

心臓弁膜症の定番の検査といえば、心臓超音波検査(心エコー検査)です。超音波を使った検査なので、何度受けても放射線被爆による体へのダメージは無く、又、痛みもなく無侵襲の安全な検査です。術前の弁の状態の把握に有効なことはもちろんですが、術後の外来でもその後の弁や大動脈血管などに再び異状が発生していないか、その予兆はないかをこの検査で定期的にチェックしフォローしていくことが大切です。一度は患った心臓なので一般の方より気をつけてモニターするに越したことはありません。私は毎度、執刀医である南淵先生の外来診察を定期的に受けています。心エコー検査の結果を確認してもらって、「大丈夫、問題なし」と太鼓判を押してもらえることが何より嬉しいのですが、これは別の患者さんも皆さんそう仰っています。

我々心臓弁膜症患者にはなじみの深い検査機器である心臓超音波検査(心エコー検査)機ですが、私が初めて心エコー検査を受けた20年くらい前は白黒画面でした。今は、血流を色で表現できるのは当たり前のようですね。画像の鮮明度も格段に進歩しているそうです。最近の報道によると、なかなか発見しにくい膵臓がんを初期の段階で見つけるのにも最新の超音波機器が役に立つようになったとのことです。この場合、胃までプローブを入れて、胃の中から膵臓側に超音波を発して観察するのだそうです。
(ちなみに、心臓病患者が術前に受けることがある径食道心エコーは、食道までプローブを入れて、より心臓に近い食道の壁から心臓を観察するエコー検査です。胸の皮膚の上から観察するよりもより鮮明に心臓の様子が見えるそうです。)

最近、小型のタブレット型携帯型超音波検査機がキヤノンから発売されました。
https://jp.medical.canon/products/ultrasound/viamosv7

家に血圧計を持っている方は多いと思います。心電図をとる小型の機器も一般に市販されています。となると、超音波検査機も一家に一台欲しいと思うところです。しかし、このタブレット型の超音波検査機の定価はなんと「5千万円」(!)とのことで、完全に医療機関向けの製品です。素人には画像の見方も分からないでしょうしヘタな自己診断をすることも危険です。とは言え、体の中の臓器の様子、特に心臓のリアルタイムな動きを手軽に自宅で見たいという欲求は(元)心臓病患者にはあると思います。スマホなどで超音波検査ができて、このような夢を実現できる時代がいつか来るかもしれませんね。

うっかり忘れていましたが、この記事と同じようなことを過去(2011年9月)に書いていました。最近タブレット型が発売されたということで、あと数年か十数年待つと、もしかすると一般消費者向け超音波検査機もどきの登場も本当にありえるかもしれませんね。
https://comebackheart.blog.fc2.com/blog-entry-103.html

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このような機器が普及して在宅医療なんかが受けやすくなるといいですね。
2011年のブログでも話題になってたけどネット診療なんかも広がるのかな?
最近問題も起きてるみたいだけど・・・
キヤノンメディカル、鍋島さんのアイデア パクったのですかね?
アイデア料請求して下さい(笑)

コメントありがとうございます。

BNR34さん、コメントありがとうございます。

こういうコンパクトな機器は、医師が患者の家や介護施設なんかに行く際に
手持ちできると良いかもしれませんね。
アイデア料ですか?もらえるならもらいたいですが・・・誰でも考えそうなことでは
あります。。。。

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Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の50歳男性。

2008年12月に40歳で心臓の僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)


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