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術後十一回目の誕生日

毎年、12月11日は必ず天気が良いです。というジンクスが今日日中は天気が良かったのに、夕方になって雷雨が降り(関東地方)、崩れてしまいました。

なぜ、毎年、12月11日は天気が良いと覚えているのかと言えば、その日は私が心臓手術を受けた日だからです。
何年経っても、この日は忘れません。今日で、僧帽弁の形成術を受けてから、丸11年です。恒例の創の写真撮影は、術後10年まででストップします。

術後11年、健康面の不調がなく、免疫力も術前の何倍も強くなっていることを体感できる状況に感謝している次第です。前回寝込むような風邪をひいたのは、実に10年前の2009年5月のことです。それ以降、発熱もありませんし、虫歯にもならなくなりました。毎日1万歩の運動は心地よく続けています。

先日自宅に郵送されてきた考心会の会報に投稿されている会員の皆さんのお便りを読むと、パイパス手術から10年や14年、弁手術から11年、12年、12年6カ月という方が立て続けに元気に活動されている様子を投稿されていました。私と同じような時期に手術を受けられた方々の声を聞くことができるのは同士のようで嬉しいものです。心臓手術仲間には、術後30年以上ワーファリンを服用し続けてバリバリ仕事されている方もいます。適切な時期に適切に手術を受け順調に回復に繋がれば、心臓手術を受けたことによるハンディというものは、基本的にその存在を感じさせないものだと思います。色々な意味で、ハンディよりはメリットの方が多いかもしれません。

ブログを読んで下さった方からのメールは継続的に頂いております。術前の方も多いのですが、今年は7月の(元)心臓病仲間の集まり以降、イベントを開催できませんでした。来年もしばらくは時間がとれないため、次回の集まり開催は来夏頃になるかと思います。ですが、ブログの方は引き続き更新していきます。また、皆さんからの心臓に関するご報告や投稿などありましたら、ご紹介させて頂きますので、当ブログへのコメントやメールでコンタクト頂ければと思います。

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おめでとうございます

第二の誕生日、おめでとうございます。
手術日が誕生日、なるほどですね(^_^)

7月に初めて(元)心臓病仲間の集まりに参加したすーぴーです。
あの頃は色々迷い悩んでいましたが、皆さんとの出会いのお陰で気持ちが定まり、その後、9月2日に国循で大動脈弁を生体弁→機械弁に取り替えの手術を受けました。
実は会の翌日、まさかの急展開でカムバックハートさんに、南淵先生を紹介いただき、初めて診察していただきました。とても話しやすい先生で、私の心臓の状態をリアルに教えてくださりました。ストレートに言って下さって私はすごく有り難かったです。「ちゃんと向き合わなきゃ」、と思えたので。

翌日、冠動脈バイパス術も受けたのは想定外でした。術後は不整脈(突発性心房細動、洞不全症候群Ⅲ型)で薬の調整等、入院が45日と長引きましたが、やっと、今月から職場復帰することができました。職場の理解をいただき、年内は午前中出勤にしています。

このタイミングで手術を受けられたのは皆さんと出会えたお陰です!手術がもう少し遅かったら弁尖がちぎれていたかと思うと、体が震えます。命の恩人といっても過言ではありません。

この場をお借りしてお礼を申し上げます、本当にありがとうございました。

すーぴーさん!

すーぴーさん、

メールでは手術完了と退院のご連絡を頂いておりましたが、コメント記入をありがとう
ございます。お仕事にも復帰されたとのこと、おめでとうございます。年内の午前中出勤は
賢明な判断だと思います。徐々に慣らしていかれるのが良いと思います。

7月の集まりで、すーぴーさんのこれまでの体験やその時に感じられていた不安等を
伺うことができました。当日参加していた沢山の(元)心臓病仲間の話を聞いて頂いて、
再手術を実施。
多少のトラブルはあっても、結果的に前に進んでこれたことは良かったではないかと思います。

引き続き、社会復帰後の近況や生体弁と機械弁とでの生活の違いなど、みんなと共有して頂けると幸いです。

No title

カムバックハート様
ありがとうございます。
生体弁から機械弁に替えることに不安がありましたが、手術を終え、現時点では、不安だった色々は、そんなに神経質に悩むことじゃなかったかな、と感じています。弁にも種類があるようですが私は音が小さいのがいいと先生にお願いしまして、結果、共に過ごしていけそうです。

今後も、色々情報交換させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

No title

たしかに、心臓切ったら、それまで以上に無理がききますね!
脳みそ、より一層使い倒せるようになりました。
「人間は通常三割の能力しか使っていない。能力の開放が北斗神拳の奥義」って
いうやつみたいなもんです。


なので、完了後3日間寝込むくらいまで、激しく気合を入れて仕事できます。
それでも死なないので、ありがたいです。
プロフィール

Author: カムバックハート

カムバックハートブログバナー

カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の54歳男性。

2008年12月に40歳で心臓の僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)


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お知らせ
このブログは、私が心臓弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。手術を受けた時の描写は2008年12月の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

(元)心臓病仲間のアンケートを企画・回答集計しました(2018年秋)。これから心臓手術を受ける方にはとても参考になるデータだと思います。アンケート集計結果はこちらの記事へ

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南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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