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術後二回目の誕生日 & 南淵先生


ROLLEIFLEX 3.5E XENOTAR TMY SELF PORTRAIT

今朝、(元)心臓病仲間から嬉しいメールが届いた。

「♪HAPPY BIRTHDAY TO YOUR HEART♪」

丁度、一年前の今日も同じようなお祝いメールをその方から頂いた。彼女の手帳には私の第二の誕生日がしっかりと記されていると確信した。そう、今日は第二の人生における満二歳の誕生日である。私自身、数日前にはこの記念日がもうすぐやってくることは強く意識していたが、直前になるとO型のいい加減さゆえか、ふと、この大事な日を忘れかけていた。このように心強い仲間からのメールを頂けることで、無事に術後の年輪をまた増やすことができた。この二年間、体調も良く、毎日健康を味わいながら生活できたことに感謝したいと思う。

メールをくれた彼女にも、今度お誕生日おめでとうメールを送ってあげなくちゃなぁ。でも、彼女の第二の誕生日、7月ということは知ってるが、あれっ、何日が記念日だっけ・・・?

恒例の創の写真。娘の髪の毛を分けた模様よりは目立たないかな。術後1年目から2年目にかけての間にも創痕の色は落ちてきて真ん中に白い線が走っているような感じになってきた。先日の集まりの際に、男性は創を見せ合ったりしたのだが、女性の(元)患者から、「男なんて創あとはどうでもいいのに・・・どうしてそんなにきれいなの!?」と妬まれました(笑)




さて、前回の記事で今日は眠れないと書いた、驚きのニュースの件、改めて書きたいと思う。

南淵先生が大和成和病院を辞められて、大崎病院東京ハートセンター(東京都品川区)のハートセンター長になられたことだ。

大和成和病院での南淵先生の最後の外来診察の日に診察を受けられた三つ葉葵さん(仮名)経由で、突然そのような連絡が届いた。深津さんも大和成和病院を辞められたそうだ。知った瞬間、信じられないと思った。そして、それが事実だとすると、これから一体どうすればいいのか、と、暫く呆然としてしまった。南淵先生に大和成和病院で診てもらうことがもうできないこと、今後の外来診察はどの先生にどこの病院で診てもらえば良いのか・・・考えても頭がまわらない。心臓手術を受けるべきですと宣告された過去の時と同様、事実に動揺し、情報不足から不安を感じる、そういう状況だったかもしれない。

大和成和病院のホームページを見ると、いくら探しても、心臓外科医紹介や外来診察の欄に南淵先生の名前が見つからない。いよいよ、これは現実なのかと・・・(実は、後日、ホームーページを見てると、南淵先生の名前が一瞬復活している時があって、やっぱ、大和成和病院に戻ったのか!?と少し喜んだが、それは幻だったようだ。)

南淵先生に初めてお会いした時に頂いた名刺に書いてあるメールアドレスにメールを入れた。驚きの心境をただ伝えただけだった・・・直ぐに返信は届いた。そして、新たな病院に移られることは事実だとようやく認識できた。

南淵先生曰く、「今は新たな出発の希望に燃えています。今後は新しい病院の外来に来ていただくのもよいし、これまでどおりの病院の外来で他の先生に診てもらうのでも結構で、みなさんのご自由です」とのこと。

我々、南淵チルドレンは知っている。南淵先生は我々に前者を選んで欲しいことを・・・(勝手な想像です。)

転院の手続きをするか、若しくは、これまで通り大和成和病院に通うかは最終的に決めていない。次回の外来が来年2月なので、その後をどうするか情報も集めて決めようと思う。

でもやっぱ、心臓をオーバーホールしてくれた整備士(?)本人によるメーカー純正の定期点検が(元)患者としては一番安心ですよね。そして、何よりも定期的に診察で南淵先生にお会いできること自体がどんな薬やリハビリよりも効果がある気がしているのは私だけではないはず。

南淵先生がもし引退されたらもっとショックだったと思うが、これから新たな日本一の心臓病の病院作りをされるであろう南淵先生のこと、更なるご活躍を応援したいと思う。

南淵先生のオフィシャルホームページがいつの間にか出来ていた。勇敢列伝は大和成和病院のホームページからこちらに移されている。

読売新聞のサイトの中のyomiDr.というコーナーにある南淵先生のブログの2010年11月22日の記事に我々、(元)心臓病仲間のことが書かれている。「この集団は私の自慢です」と言ってもらえて最高に嬉しく感じた。別の方の参考になれば良いという思いでただブログを書いただけだったのが、約2年の間に大きな仲間の輪になった。この輪がどのような形で拡大していくのか分からないが、無理して血圧や心拍数を高めるような輪の広げ方はしないでおこうと思う。

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大和成和病院

こんばんは、げたのうらです。
ご無沙汰してます。
びっくりですね。大和成和病院のHPから勇敢列伝が消えていて、南淵先生のHPへ移動していたのは一週間程前に気が付いていました。でもその理由までは気にも留めていませんでした。今日、改めて大和成和病院のHPを見て、倉田先生が病院長になっていることを知りました。まぁ、色々とあるのでしょうね。
これとは別に、ひょんなことから来週火曜日に奥山先生の外来を受けることになりました。病院にいったら何か分かるかも知れませんね。ではまた。

南淵先生

げたのうらさん、こんにちは。

ほんと、今回の件は驚きました。私にとって今年一番のニュースになってしまいました。でも、先生が遠くに行ってしまったり、引退される訳ではないので、今は新天地での南淵先生の活躍を本当にお祈りできる、そんな気持ちになってきました。

お察しします

こんにちは(^u^)

南淵先生のお話し、ボクもビックリです。
カムバックハートさんのお気持ち、お察しします。
信頼できる先生と出逢える機会が少ない現実のなかで、良縁で出逢えた先生が違うところへ行ってしまうのは不安だと思います。

でも地方ではなく品川あたりで良かったかと。

こんにちは!

すかじいさん、こんにちは。
たま~にブログ拝見しています。

そう、実は距離的には家から大和成和に行くより、近いんですよね。
あとは、病院の雰囲気やポリシーが自分の肌に合うかどうか・・・その点
大和成和はフィーリングばっちりですので・・・

No title

東京ハートセンターのHP拝見しました。
深津さんも東京ハートに行かれたのですね。
南淵Drと一心同体。
素晴らしいビジネスパートナーですね。

東京ハートセンターHP

ON-Xさん、

情報ありがとうございます。

僕も東京ハートセンターのHP確認しました。深津さん、やっぱ想像通り、一緒だったんですね。

「地の利に恵まれ、有能で心温かいスタッフに囲まれ、設備環境もこれ以上のものはありません。心臓外科医である前に、一人の人間として我々は皆さんをお待ちしております。 」と南淵先生が書かれているのを読んで、少しほっとしました。

誰か、大和成和から東京ハートセンターに転院された方いたら、情報下さい。

武藤先生も・・・

南淵先生、深津さんだけではなくて、武藤先生も大和成和から東京ハートセンターに移動されたようです。東京ハートセンターの外来一覧が更新されて分かりました。

大和成和の方は、私がこれまで診察を受けていた金曜午前は菊池先生の枠になっています。2月の外来で大和成和に行ったら、菊池先生に診てもらうことになるのでしょうか・・・
プロフィール

Author: カムバックハート

カムバックハートブログバナー

カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の54歳男性。

2008年12月に40歳で心臓の僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)


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このブログは、私が心臓弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。手術を受けた時の描写は2008年12月の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

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南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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