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(元)心臓病仲間の手術体験 -ayaさんの場合ー

「(元)心臓病仲間の手術体験~リバイバル特集第三弾~」は、「ayaさんの心臓手術体験記録」です。

ayaさんと知り合ったきっかけは、ayaさんが僧帽弁閉鎖不全症で経過観察中にこのブログを通じてメール連絡を頂いたことでした。「僧帽弁閉鎖不全症の経過観察中ですが、近い将来手術が必要になるものと思われます。できましたら、術前・術後の方々のお話を伺いたくご連絡させて頂きました。女性で参加される方がいらっしゃいましたらなお嬉しいです」とそこに書かれていました。連絡を頂いた直後に開催された第六回(元)心臓病仲間の集まりで初めてお会いすることになります。手術を受けたばかりの女性の方も多く参加していたので、良いタイミングで出会えてかなり参考にしてもらえたのではないかと思っています。

そして、手術を受けられた後に、未婚の女性としての心臓病に対する心境を同じ境遇の方の参考になればと綴って頂いたのがこの文章です。

ayaさんとは、術前の集まり、術後の外来、術後の集まりでお会いしています。術前から出会える方は少ないので、このように各ステップを確実に乗り越えてこらえれた様子を見ることができるのは、ちょっと先輩の(元)心臓病仲間として嬉しいものです。

ayaさんの心臓手術体験記録
https://comebackheart.blog.fc2.com/blog-entry-192.html

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(元)心臓病仲間の手術体験 -越後人さんの場合ー

「(元)心臓病仲間の手術体験~リバイバル特集第二弾~」は、「越後人さんの回顧録」です。

越後人さんと知り合ったきっかけは、東京ハートセンターの外来でのことでした。南淵先生からの紹介でした。南淵先生は「この患者さんと話ししてください」と、外来のロビーで突然に患者と患者を引き合わせることがよくあります。患者同士が情報交換することは、医療側に都合の悪い情報も共有されたり、同じ病気のあの人はあのようにうまくいったんだから自分も同じやり方で絶対そうなると患者が思い込んでしまう懸念があり、医者にとって時に望ましくないことのようです。特に術前の患者が術後の患者から得た情報によるそうした思い込みを専門家である医者に執拗に要求するようなことをしてはいけません。だからなのか、医者が別の患者を紹介することはあまり無いのではないでしょうか(個人情報の保護的意味合いもありそうです)。そういう意味では積極的に患者同士を結び付けてくれる南淵先生はかなり例外的な医者なのかもしれません。このことは南淵先生の勇患列伝その7に、「私は痛感した。治療を受ける前の患者同士がこちらを狙いすましているのだ。となると、こちらには狙われても動じない気概が必要だ」と、エピソードとして書かれています。

初めてお会いした時の越後人さんは心臓手術を受けられて間もない頃で、遠方にお住まいですがそれ以来度々集まりに顔を出して頂くようになりました。フェースブックに投稿されていた回顧録の転載許可を頂いて紹介したのがこの「回顧録」です。越後人さんが集まりで「越後人です」と自己紹介されると、「あっ!あの人だ!」と歓声が上がることが多かったのも、前回のマダムアリスと同様です。

越後人さんの回顧録 Part 1
越後人さんの回顧録 Part 2
越後人さんの回顧録 Part 3
越後人さんの回顧録 Part 4
越後人さんの回顧録 Part 5
越後人さんの回顧録 Part 6
越後人さんの回顧録 Part 7

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(元)心臓病仲間の手術体験 -マダムアリスさんの場合ー

(元)心臓病仲間から、ご自身の心臓手術体験や患者としての気持ちを綴った文章を過去に投稿して頂いたことがあります。読み返してみると、自分とは異なる視点での患者の気持ちやその人特有の実体験が描かれていたことに新鮮さを感じました。過去の記事に埋もれさせてしまうのはあまりに勿体ないので何人かの投稿をリバイバル紹介したいと思います。

「(元)心臓病仲間の手術体験~リバイバル特集第一弾~」は、マダムアリスさんの「マダムアリスのつぶやき その1」です。

昨日私が書いたブログ記事には10代~20代で心臓手術を受ける人はあまり多くないのではと記しましたが、マダムアリスさんは17歳の時に最初の心臓手術を受けられています。当時の心臓手術を取り巻く患者環境は現在とは相当異なっていたようです。そのような環境の中での若い女性としての心境が描かれており、その後の集まりでこの「マダムアリスのつぶやき」のことがよく話題に上りました。

マダムアリスさんは2009年に2度目の心臓手術を受けられ、その後の2010年初めにこのブログを通じて私と知り合いました。初対面の時の記事はこちらです。

さて、それでは、「マダムアリスのつぶやき その1」をお楽しみください。
https://comebackheart.blog.fc2.com/blog-entry-182.html

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40代未満の若い患者が外来に行く気持ち

先日の外来で気付いたことです。

クリニックに来ていた周りの患者を観察したところ、皆さん見た目は私より年上の方ばかり。私ももう決してそれほど若い訳ではないのですが、それでも多分私が一番低い年齢の患者だったのではないかという雰囲気でした。

若くして心臓を患う方がいらっしゃいます。先天性心疾患で生まれて間もなく心臓手術を受ける方や、小学校が始める前の幼児の頃に受ける方。10代、20代は学校があるので比較的心臓手術を受ける方は少ないようです。この時期はまだ若さで心臓も活力を保ってくれているのかもしれません。それでも手術適応状態となれば夏休みなどを利用して手術を受けざるを得ません。後天性で手術を受ける方は、40代~60代に多いようです。でも私が入院した時に病棟で見かける方の平均年齢はもっと上の70代(?)という感じでした。

外来で見かける方に比較的年配の方が多い状況の中で、若い人が外来に通うのは大きな抵抗があると想像されます。親に付き添ってもらって外来に行ったら、患者本人の方が親の通院の付き添いでやってきたのかと勘違いされることでしょう。自分はまだ若いのにどうしてこの年寄りの人達と一緒の環境(病院)に居なくてはならないのか?ちょっと失礼な表現だけど本音としてはこんなところではないでしょうか。

その為に、病院に行く機会を失し、心臓病を放置してしまい、ガイドライン的な手術適応時期を逃してしまったり、心臓のパワーが落ちてしまった状態で手術に至るという結果になる若い方(40歳未満の方をイメージ)も少なくない気がするのです。

健康診断で心臓の精密検査を指摘されたり、風邪などで受診した際に心雑音を指摘されたり、気になる自覚症状がもし現れているならば、年齢に関わらず積極的に循環器を専門に診てくれる医者の診察を受けてみるべきだと思います。

相対的に数は少ないのかもしれませんが、このブログを見て連絡をくれた10代、20代、30代の方は何人もいます。集まりの常連メンバーにも30代の方がいます。

心臓病(特に弁膜症)は、放置しておいて自然に治るものでは残念ながらありません。適切な時期に適切な治療が必要です。その時期の見極めが大事です。そうすれば、心臓の病とは言え、一過性のケガの一種みたいなものと捉えることができる場合も多いようです。

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「南淵先生に診てもらう方法」 最新情報版

2011年5月に「南淵先生に診てもらう方法」という記事を書きました。心臓手術体験マンガを描かれているシメノさんのサイトで、当ブログに南淵先生に診てもらう方法が書いてある旨をご紹介頂きました。「ブログに書いてあった通りの方法で南淵先生にコンタクトして心臓手術を受けたよ」と連絡を下さった方を何人も知っています。そこで、今日は、「南淵先生に診てもらう方法」に「初診からの流れ」を書き加えて最新情報版にバージョンアップしたいと思います。

先日の記事に、「自分の命を預けるに値する医者を見つけて下さい」と書きました。目星をつけた医者は見つかったが、ではどのようにしてその医者にアクセスしたらよいのか分からないという声を聴くことがあります。南淵先生に限らず、心臓外科医へのコンタクト方法の一例として本記事で紹介したいと思います。

TV・新聞・雑誌などのマスコミへの登場の多い南淵先生ですが、診てもらうのに特別なコネは必要ありません。もちろんあなたが有名人や芸能人である必要もありません。但し、条件が一つ、心臓を患っている必要があります。私は、南淵先生は最もアクセスが容易な心臓外科医の一人だと思っています。

狭心症や心筋梗塞、弁膜症などの心疾患を患っている、その予兆がある、内科医に手術を勧められた、また、自分の心臓が本当に手術を受けなくてはならないほど悪いのか、もしかしたら何かの間違いではないのかという疑問を抱かれている方々で、南淵先生の診察を受けたいとお考えの場合は以下の手順をご参照ください。

まずは、外来予約を取る病院を決める。
現在南淵先生は下記の場所で外来診察を毎週持たれています。詳細はこちらへ。
 ・新横浜ハートクリニック(日曜午前)
 ・稲波脊椎関節病院(水曜午前)
 ・南町田病院(水曜午後)
 ・昭和大学北部病院(木曜午後) 
 ・札幌や沖縄などの病院でも外来を持たれています。

最初は検査と診察を受けるだけなので、上記のどこでも便利なところで構わないと思います。昭和大学北部病院は検査その他に時間が相当かかるようなので、関東圏でのお薦めは、新横浜ハートクリニック、稲波脊椎関節病院と南町田病院です。いずれの場合でも、もし手術適応となれば入院~手術は南淵先生お勤めの昭和大学北部病院で行われます。

行く病院を決めたら、そこの受付に電話をかけて南淵先生の外来の予約を取るだけです。紹介状はあった方が支払が少なくなるメリットはありますが、必ずしも必要ではありません。

病院に直接電話する前に、心臓手術専門相談ラボのフリーダイヤル(0120-596-810)に電話して、まずは相談してみるのも良いかもしれません。通常留守電になっており、メッセージを残すと折り返し深津さんや、時に南淵先生から電話がかかってくるようです。その上で診察希望となれば上記の病院に足を運ぶことになります。

新横浜ハートクリニック、稲波脊椎関節病院と南町田病院であれば、初診受付後、まず検査を行います。検査内容は、心臓超音波検査(心エコー)、心電図、胸部レントゲン撮影と採血くらいです。それ以上の詳しい検査は手術することが決まってから必要に応じて受けていくことになります。検査は1~2時間で終わり、暫く待つと、その検査結果による南淵先生の診察を受けることができます。たった半日で結果に辿り着くことができます。大きな総合病院なんかではありえない極めて軽く迅速なフットワークです。

さて、検査結果が出そろい、診察の順番がやってくると深津さんから「○○さん、どうぞ~」と、診察室に入るように声をかけてくれます。南淵先生との初診察はどんな雰囲気なのか、どんなジョークを交えてお話されるかお楽しみに。シメノさんのマンガの第八話を読むとその雰囲気が良く分かりますよ。

南淵先生からもし「手術をお勧めします」と言われたら・・・①一旦時間をもらって家に帰って家族と相談する、②その場で即決で手術を受けることを決める、③別の医者の意見も念のため聞きにいく、などなど。ちなみに、南淵先生の外来で、患者が手術を受ける意志を表示すれば、それは執刀医は南淵先生に決定することを意味します。入院日や手術日も深津さんのスケジュール帳の空きスペースに書き込まれ、その場でとんとん拍子に決まるはずです。診察室を出た後、術前検査や入院手順についての説明をスタッフから聞くという流れです。最後に会計は、保険適応3割負担であれば7~8千円前後でしょうか。(金額は紹介状の有無などで異なりますのでご参考です)

心臓病は症状が進み心臓のパワーが落ちた状態になると術後の成績も良くない場合が多くなります。手遅れにならない時期に適切な治療を受けれるように行動を取られることをお祈りいたします。

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あまり知られていない謝礼の話

答えにくい質問だと思ったので、先日来企画していた(元)心臓病仲間のアンケートではあえて盛り込まなかった質問があります。手術を受けた病院や医者に対して謝礼を渡したかどうかという質問です。ブログを読んだ方から時々メールで頂く質問でもあります。

謝礼を渡すべきか渡さなくても構わないのか?渡すタイミングは、入院前、術前それとも術後?お金で?幾らくらいが相場なの?などなど。

以前は、ご高名な大学教授に執刀してもらうならば○○○万円、助教授クラスなら○○万円、(研修医の練習台でもいいですよ!ならば○万円?(ほんまかいな!))なんていう話が実際にあったようです。謝礼とは違う話ですが、某製薬会社の営業の方から直接聞いた話では、自社の薬を病院で沢山使ってもらうための医者への接待は、時に一晩で30万円も使ったことがあるそうな。

まあ、これらはバブル期以前の昔のことだそうです。現在の世の中にもしそのような医者がいたとしたら、患者からの信頼は得られず、見放されて医療として成り立たないようです。これも某製薬会社の方が言っていました。

そもそも謝礼を渡す意味はなんぞや?一般的な解釈としては、心臓手術を執刀してもらい予定通りに元気に回復した。命を救ってもらったという情念からの感謝の意味合いで金銭的にお礼がしたいという医者や病院スタッフに対する患者の気持ちを表したものというところでしょうか。もし自分が医者の立場であったなら、自分が執刀した患者から何をしてもらったら一番うれしいかと考えてみると良いかもしれません。必ずしも、金銭的なやり取りでなくても、例は上げませんが別の形でのお礼の伝え方は沢山あります。今日、謝礼目当てで手術を行う外科医は皆無だと思います。公立病院などであれば、病院の廊下に謝礼禁止の貼り紙が貼ってあることがあります。それでも渡す人はこっそり渡すようですが。

もう何十年も前のことですが、私の父が病気で地元の病院に入院していたある日、父が看護師さん達へのお礼に、お昼にお寿司を出前でとって振る舞っていたことがありました。父は、美味しく食べてもらえたと母や私に伝えてくれました。当時若かった私は親のその行動を見て、本当にお世話になっている人に感謝することは素晴らしいことなんだと嬉しく思った記憶が鮮明に残っています。

拡張性心筋症などを患っている幼児が海外に渡航して心臓移植を受ける為に、募金を募る活動がよく報道されています。自分の心臓が元気になったお礼に心臓病で苦しむ仲間の為に募金をするという方法もあります。謝礼とは違う形ですが、考えてみても良い、心臓に関わる感謝の気持ちを表現する行動なのではないかと思います。

結論として、謝礼はあくまでも個人の判断だと思います。渡したければ渡せばよいし、渡さなくても充分な医療費は支払われています。他人がどうしたかを参考にする必要性も、金額相場といったものもなにもありません。

ここまで私の意見を書いたところでお終いにしようと思いましたが、「これじゃ何も参考にならんぞ」とブログ読者に思われてしまいますね。ここまで読み続けてくれた方への情報を一つご紹介します。以前お薦めしたことがあるのですが、「図解これで安心!心臓手術」という本があります。心臓外科医の小坂眞一先生が書かれた本です。心臓病患者向けに心臓の病気、薬や検査の種類、手術の方法、術後のことなどをとても分かり易く説明されています。その本の中に「主治医や執刀医に対する謝礼は必要ですか?」という質問とその答えが書かれています。「原則として心づけは不要。もし医者やスタッフが要求してくるような病院であれば別の病院に移るべき。手術後であれば無視すること。それでも、私はどうしても渡さないと気が静まらないという人は・・・手術当日は執刀医や別の外科医が必ず病院に泊まって患者の術後管理をしています。時には徹夜での対応になることも。当直のアルバイト料と言われている相場金額相当を主治医に、執刀医で主治医(泊まってくれる医者)であればその倍くらいが謝礼として妥当でしょう。(自分の勤務先の病院で当直してもこのアルバイト料よりかなり少ない金額の手当しか出ないそうです)」とのことです。当直アルバイト料の相場が幾らくらいなのかはご自身で調べてみてください。

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病院の選択? それとも、医者の選択?

「心臓の手術を受ける必要があります」と宣告されたあなた!
ほとんどの方はとてつもなく大きな不安を抱かれます。(中には全く不安を感じなかったという大変肝の据わった方?もいますが。)

宣告したのが循環器内科医であれば、系列病院やその内科医が信頼する病院を紹介してくれると思います。中には、「紹介状を書きますので、次回の外来までにどこで手術を受けるか自分で決めてきてください」と言う内科医もいる。(私に起こった実話)

心臓手術の実績件数の多い病院を選ぶのはセオリーだ。しかし、注意しなくてはならないのはその実績を上げたのはどの外科医かということだ。昨年日本一の件数を誇った病院も、そこの優秀な外科医が別の病院に転職したら、翌年は件数がた落ちになるかもしれない。病院を選ぶというよりはどの心臓外科医に執刀してもらいたいかを決めることが重要だと思う。日本の心臓外科医で、所謂第一線で活躍されている方は30名程しかいないそうだ。ちょっとした手術とは違って、命を預ける手術を受ける訳なのだから、希望する執刀医をまず決め、次にその外科医が今働いている病院に向かえばよい。例えそれがこれまで実績が無かった病院だからと言って敬遠する必要はないかもしれない。優秀な外科医がいれば優秀なスタッフが集まり、患者も増えておのずと実績も増える。サラリーマンの転職は最近は珍しくなくなってきたが、医者の勤務先の変更は日常茶飯事といって良い感じがする。南淵先生の場合も、私が手術を受けた当時は、大和成和病院、その後、東京ハートセンター、現在は、昭和大学北部病院で手術をされている。

めでたく希望の執刀医が見つかりました。でも医者の予定が詰まっていて手術してもらえるまで何カ月も待たなくてはならないと言われたら、もしかしたらその医者とは縁が無かったのかもしれない。検査して手術を実行する時期にはまだ早いからしばらく経過観察しましょうということなら、もちろん問題はない。そうではなくて、手術適応と判断されているにも拘わらず、なかなか手術が決まらないならば別の医者も視野に入れた方が良い。どんなに忙しい医者であっても何カ月もの間、手術一件すら追加で予定に入れることができない事って果たしてあるのだろうか。注意したいのは、本来、まだ経過観察を続ける方が望ましい状態なのに、患者や患者の家族の方から、心臓病と分かったのでどうせ手術しなければならないならば早くやってすっきりしてしまいたいと、医者にプレッシャーをかけてしまうこと。医者も人間なので、患者が医者に不要なプレッシャーをかけてしまうことは、結果的に患者のメリットも薄くしてしまうこともある。

一般の手術と違って、命を預ける心臓手術の場合、執刀医が誰なのかちゃんと分かってから入院を決定するのは珍しいことではないし、そうしたい。手術前日にやっと執刀医が分かるような病院は止めておいた方が無難かもしれない。病院という組織ではなく、心臓外科医として責任を持って目の前の患者を全力で執刀してくれる、そんな医師と巡り合うことができたらあなたの心臓手術へのプロセスはあらかた終わったようなものだ。

首都圏であれば手術を受ける病院の選択には困らない。地方であれば、地元の大きな病院を選ぶケースが多いと思う。地方にも飛びぬけた実績を上げている心臓外科医がいたり心臓病専門病院があったりするので、運よくそういう病院が地元にあれば悩む必要はない。日本は海外に比べたら地理的に狭い。広大な土地に住む海外の患者の心臓手術を受ける病院の選択での地理的条件は、病院密度的に日本よりかなり不利だと思われる。例えば日本ならば、九州から東京まで新幹線で数時間で移動可能だ。はっきり言って、心臓手術は日本のどこで受けてもよいと思う。日本全国の心臓外科医が選択対象になりうる。術後のフォローは地元の病院で受ければ良い。心臓手術を受けた病院にはきっと愛着が沸くので、年に1回くらいは近況報告を兼ねて旅行がてら手術を受けた病院で検査を受けるのも良いアイデアかもしれない。

と、普段私が感じている病院選び、医者選びの思いでした。(元)心臓病仲間の皆さんのご意見はどうですか?

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術後四十五回目の外来(新横浜ハートクリニック)

今日は、中2か月での定期外来。12月は混んでいるとかで一カ月前倒しでの予約でした。10時受付、速攻で血圧測定(128/80)と血液検査。検査で採血する血液の量は7~8ccとのこと。そのまま隣の部屋へ移動して12誘導の心電図検査。2階から3階へ移動して胸部レントゲン撮影。正面と横からの2枚撮影。なかなか忙しい~。でも、ここまで受付から10分強しか経っていません。次の検査は心エコー検査。私の前に2人の方が検査待ち。一人約20分の検査なので、今検査している方を含めて3人x20分で、自分の番になるまで1時間くらいかかるなと計算。実際その通りの時間で心エコー検査を開始。以前、大和成和病院の検査技師さんに聞いたのですが、一人の技師さんで心エコーを一日に20人くらいやりますと言ってました。20分x8時間=24人。20分くらいの実検査に加えて、夫々の検査報告書の作成もされるので、一日ひっきりなしに検査を続けて20人くらいということだと思います。

心エコーが終わると、2階に戻って、直ぐに深津さんの呼び出しで、南淵先生の診察。検査結果は良好。南淵先生の外来では必ず聴診器での調音があります。「あれ~、鍋島さんの心臓は普段もっと雑音があったのに綺麗な音になってるなぁ」とのこと。術後10年を目前として、私の心臓の状態は優秀と言えるようです。それ以外では、先週、会社の方から頂いたチョコレートをやめられない止まらない状態で食べ過ぎた影響がモロに出ていて、中性脂肪値が高くなっていました。

次回外来は、3か月後の2/3(日)。これまで、3、6、9、12月の外来だったのですが、ここでパターンが変わって2、5、8、11月になりそうです。来月術後10年となりますので、次回の外来では南淵先生、深津さんと一緒に記念撮影する予定です。

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【集計結果】 (元)心臓病仲間のアンケート(第二弾) 後編

(元)心臓病仲間のアンケート(第二弾) の集計結果後編の発表を続けます。

【集計結果】 (元)心臓病仲間のアンケート(第二弾) 後編

⑨術後外来の頻度は?
⑨術後外来の頻度は?

心臓手術後は、回答者の33%の方が3か月毎に外来に通われています。23%の方が1カ月毎でそれに続きます。術後の薬を処方されている方は、処方可能な最大日数が90日分であることから3カ月毎の外来になるケースが多いようです。また、機械弁に弁置換されたり、不整脈があって血栓防止の為にワーファリンを服用されている方も、定期的な血液検査で凝固状態を調べて薬の量をコントロールする必要があります。
薬を処方されていない方は、半年毎、1年毎に心臓の定期検査を行っている方が多いです。薬を飲む必要がなく、体調が良かったとしても、心臓手術を受けた方はやはり最低1年に一度は心臓を専門に診る病院や医者に術後フォローをお願いするべきだと思われます。

⑩創(傷)の長さは(cm)?
⑩創(傷)の長さは(cm)?

5cmから25cmまでの幅の中で、15cmと20cmが一番多い回答でした。正直手術が終わってしまえば、何センチであろうと創の長さ自体が気になることは少ないようです。長さよりも創の目立ち具合やかゆみ、痛みの方が気になるようです。女性の場合は、夏場に胸元が開いた服を着るときに創が見えないように、できるだけ胸の下の方からメスを入れて欲しいとリクエストされる方が多いようです。

⑪術前に感じていた体の不調は?
⑪術前に感じていた体の不調は?

4割弱の方が術前に息切れがあったと回答されています。体が疲れやすい、不整脈、動悸、めまい、咳といった症状が多くの方が感じられる術前の体の不調のようです。その一方、特に不調はなかったという方が27%いらっしゃいます。第一弾のアンケート集計結果にも書いたように、術前に自覚症状が全くない方が多いのも心臓弁膜症の特徴に一つのようです。

⑫術後に起こり始めた症状は?
⑫術後に起こり始めた症状は?

(元)心臓病仲間の間で閃輝暗点がある人が多いことを以前から感じていました。思った通り今回のアンケート回答では34%の方が術後に閃輝暗点が発生すると指摘されています。一時的なものと慢性的に発生している場合と両方の方がいそうです。世の中の心臓病に関係ない方の閃輝暗点の発生率は知りませんが、これほど高くはないのではないでしょうか。だとすると、心臓病や心臓手術と何かしら因果関係があるのかもしれません。不整脈がそれに続きます。ちなみに、私の場合は逆で、術前にはそれなりの回数の不整脈がありましたが、術後は不整脈の手術をした訳ではないのにそれがぱったりと止まりました。個人的想像ですが、心臓にメスを入れた為に視覚系の神経や脈のリズムを司る神経に(良くも悪くも)影響が出たのかもしれません。人工心肺を使ったことによる身体影響もあるのかもしれません。最も、それらの症状と手術を受けずに心臓が壊れて死に至ることを比較すれば、心臓にメスを入れることを否定したり糾弾したりすることは意味のないことだと理解できます。あとは、心臓と直接関係ない症状を、心臓を治療したことが原因だと固く信じ切ってしまう方が案外多いように思われます。人の体は皆それぞれDNAが異なる訳ですから、他人の例はあまり参考になりません。別の人がそうだったから自分もそうだとは思い込まないで参考程度にとどめておいた方が良いと思います。創についての痛み、かゆみ、ケロイドなどの症状も多いようです。手術後数年で切ったことが分からないくらい綺麗な創になる人もいるので、一概にどういう条件や環境が創に不具合を生むかは、これまたケースバイケースのようです。術後特に気になる症状がないという方も、2割弱いらっしゃいます。術前も術後も症状なしだと、果たして自分は本当に手術を受ける必要があったのだろうかという疑問を抱くかもしれません。心臓手術を適切な時期に適切に受けたが故に、症状なく今に至っているというのがそういう場合の実態だと思われます。

⑬習慣的にやっている運動、スポーツは?(術前、術後を問わず)
⑬習慣的にやっている運動、スポーツは?(術前、術後を問わず)

ウォーキングや散歩が一番多い回答でした。心臓手術後の方がやってはいけないスポーツはほとんどないと思われます(やらない方が良いと言われているものはあるかもしれません。例として、重量挙げのような競技)。術後にフルマラソンを完走した方や、空手で活躍されている方もいます。プロスポーツ界にも弁置換した選手は珍しくなかったと思います。適度な運動は人間にとって有効なものです。各自の体力に応じて無理にならない範囲で楽しみながら習慣的に体を動かすことを続けるのが心臓を長持ちさせる条件の一つのようです。

⑭手術前に精神的支えになった思考や名言、不安を解消するために行った行動は?
⑭手術前に精神的支えになった思考や名言、不安を解消するために行った行動は?

不安を解消するために病気や手術についての情報集めをしたという方が38%でした。インターネット上に沢山ある心臓手術体験者のブログや書籍を読んだり、心臓手術を体験された方の話を聞くなどの方法で情報を得ることは、心臓手術という目的地への地図やガイドブックを得るようなものだと思います。また、自分は絶対大丈夫、なるようになる、強い患者になるなど、自己暗示を高めるように取り組まれた方も2割くらいいらっしゃいます。家族のためにも手術を頑張るぞと意気込まれた方や、もし手術が失敗しても既に亡くなっている親族との再会の楽しみがあるなあとポジティブな思考を維持された方もいました。また、そもそも手術を受ける不安自体が無かったので特別なことは何もしていないという方も15%です。カテゴリー外(?)としては、好きな神社や仏閣にお参りしたり、好きなテレビ番組を見てたくさん笑うこと、体重を落とすためのウォーキングがありました。

⑮術後あなた自身でポジティブに変化したことは何?(身体面、精神面を問わず)

皆さんの個性が現れる回答が集まりました。じっくり読んで頂きたいので皆さんの言葉をそのまま掲載します。

・健康への気配り
・人生は縦道。でも手術という横道が加わって人生に「幅」が広がった事!!
・体が軽くなった感じがして体調が良くなった。
・また人生を楽しめると思った。
・本来引っ込み思案で全く知らない人の輪に参加するのが苦手だったが、心臓手術をきっかけに(元)心臓病仲間の集まりに参加してからは、こういった繋がりを大事にして広めて行きたいと思うようになり積極的に参加するようになりました。
・フィットネスが劇的に向上したので、試合がより楽しくなりました。
・心臓手術をしたという言い訳で、面倒な仕事をサボりやすくなりました。
・ワーク・ライフ・バランスを見直す良い機会になり、QOLが大きく向上しました。
・手術前は健康に自信があったが過信せず健康に留意して死ぬまでポジティブに生きていきたいと思っています。
・元々アクティブだったのが、年々面倒くさがりになってきたが、術後すぐにアクティブに戻り、毎日が楽しい。身体面では体の不調が全てなくなった。
・体力がすごく落ちたので、術後は体力回復に頑張ろうと思っていたが、自分には甘い性格で、普段からポジティブなので、(⌒-⌒)ニコニコ...
・やりたいことはやりたいときにやり、会いたい人には会えるときに会う
・開き直り。
・人に会ったり話をしたりすることにより積極的になった。(できることは後回しにせずやる。会いたい人には会うなど)
・医学に携わる方々への尊敬の念✨他人の辛さや痛みがスルー出来なくなった。風邪をひきにくくなった!
・普通であることに感謝。かなり大袈裟ですが、全ての人に感謝したいと思いました。
・仲間との交流を積極的に行うようになった。多趣味化。怖いものが無くなった。
・失敗を恐れなくなった。全てにおいて急がなくなった。
・不整脈はなくなった〜手術直後には「生きてるだけで丸儲け」と本気で思ったが、最近忘れかけてるのでもう一度そういう気持ちで頑張りたい。
・身体面では手術前より3kgぐらい体重が減りましたが、概ねその状況をキープしています。
・生きる事
・家族の愛。
・術後トラブルがあり、入院期間が予定通りの2.5倍になりまして、特に忍耐力が付いた様に思えます。
・一度目は体調も良くなったのでポジティブに何でもやろう、と思ったが二度目の手術以降あれこれと他の病気や怪我で思っていた以上にワーファリンの壁を強く感じています。
・大手術をしたから何でも乗り越えられると思うようになったかも・・・。
・なるようになる!と考えている。元気なうちにと、地域貢献のボランティアをするようになった。
・今回手術を受けたことで手術の大変さがよく分かったが、再手術への度胸もついたと思う。生活していく上での度胸もついて怖いものがなくなったようだ。やりたいことを先延ばしにせず今やるという気持ちが強くなった。
・自分を肯定できるようになった。
・心臓という生死に関わる臓器の手術を経験した事で術前と比べると凄く身体が楽になり早めに手術をしてよかった。経験を生かし行動についてはどうしようかなとか迷う事が術前はありましたが、今は結果が良い方向の事を考え行動が早くなった事かな。
・鍋島さんなど心臓の仲間に繋がった(ありがとうございます) TFHや整体BBAsなどせらぴー手法を増やした安心安全のリソースを増やした
・人にとても気を使ってしまいストレスを抱えることが多かったのですが、あまり気にしないように心掛けるようになり少し楽になりました。一日一日を大切に感じるようになりやりたいこと、行きたいところが増えました。病気をしたことによって、自分の周りの人達の優しさ暖かさをとても強く感じることができました。これからは少しでも恩返しができるようにと思い努力しています。
・元々自覚症状は無かったので、術後のキズの痛みが無くなった今となっては身体的な辛さは皆無で心臓を患った事など無かったかのように過ごせています。病気知らずだった自分にも病は突然やって来る事を実感したので、家族を当てにせずいつ入院になっても大丈夫な準備をし、何事も先延ばしにしない、身体に異変を感じたらすぐに病院に行くようにしています。病院リサーチが得意になったかも…家族からはこちらの会に参加するようになってから今まで絶対やらなかった事にも、チャレンジする様になったと言われています。ただ飲んでいるだけなのにね!たまたま誘われていった山登りなどもこちらの会での事と勘違いしているのかな?人生も後半に差し掛かっているので、とにかくやりたい事は我慢せず過ごそうと思っています。
・元々、ポジティブなので術前、術後で変化はないです。
・特に変化なし(6票)

後編の集計結果は以上です。
ご意見、ご感想がありましたらコメントにてお知らせ頂けると幸いです。(企画のやりがいになります。)
第三弾のアンケートの実施は未定です。(多分やるでしょう)

2018.11.10
(元)心臓病仲間のアンケート(第二弾) 
企画・集計・考察  カムバックハートこと鍋島

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【集計結果】 (元)心臓病仲間のアンケート(第二弾) 前編

(元)心臓病仲間のアンケート(第二弾)の集計結果(前編)の発表です。沢山の心臓手術体験者の方に回答頂きありがとうございます。前回同様、私なりの考察を加えてグラフ化した集計結果を見ていきたいと思います。内容豊富なので、前編と後編に記事を分けて掲載いたします。(アンケートの回答は引き続き募集しております。未回答の方はご協力よろしくお願いいたします。集計結果は随時更新します。アンケート第一弾はこちら第二弾はこちら。)

又、前回実施したアンケート(第一弾)の集計結果はこちらの記事をご覧ください。

【集計結果】 (元)心臓病仲間のアンケート(第二弾) 前編

①手術の時、麻酔で記憶が無くなった場所は?
①手術の時、麻酔で記憶が無くなった場所は?
予定されている手術の時間が近づいてくると、ストレッチャーか車椅子、若しくは徒歩で病室から手術室に向かいます。自分が手術を受ける実際の手術室をちゃんと目で見てから全身麻酔による眠りにつく方が9割になります。折角意を決して受ける手術なので、手術室の雰囲気は味わっておきたいものです。消毒薬の匂い、聞こえるBGM、眼前の無影灯、検査機器やモニター画面、手術室スタッフの様子など。。。私の勝手な想像ですが、患者にあえて手術室の中を見せておいて、自分はこれから手術を受けるのだという意識を与えておくことで、麻酔から覚めた際の理性としての術前術後における時空間の接続に役立たせているのではないかと思ったりします。私は病室で手術開始前に麻酔導入の効果を高める薬なのか精神をリラックスさせる薬なのか分かりませんが、筋肉注射をうたれました。これによる体調の変化は感じなかったのですが、中にはこの段階で記憶がなくなる方もいるようです。

②入院するならば・・・
②入院するならば・・・
もし入院するならば、大部屋でも構わないという人が7割。いや、絶対個室がいい!という人が3割でした。大部屋でも構わない派の方は、同室の患者同士の交流を楽しまれた経験があるのでしょう。一方、個室派の方は、自分が辛い体の状態の時に周りの患者の言動が煩わしかったなどの苦い経験があったのかもしれません。もしかしたら、男女差もあるのでしょうか。女性は比較的周りの方とおしゃべりしたいとか。

③虫歯について
③虫歯について
95%の方が歯の治療経験があるという結果です。虫歯と心臓手術の因果関係が見えるかと思いましたが、良く考えたら世の中に虫歯の無い方はほとんどいないようなので意味のないアンケート結果となりました。心臓に菌が入り込む原因の一つに歯の治療、特に抜歯などがあると聞いたことがあります。でも、ほとんどの人に歯の治療経験がある以上、歯の治療をしたからといって必ずしも心臓を患うという訳ではありません。

④爪をかむ癖が・・・
④爪をかむ癖が・・・
同様に爪を噛む癖があると、爪先についていたばい菌が体内に取り込まれて心臓に到達することもあると聞いたことがあります。私自身、学生時代にイライラすると爪を噛むという癖がありました。アンケート回答では8割の方が爪を噛む癖はなかったとのことで、これも心臓病との因果関係を語ることはできないようです。弁膜症で弁が侵される原因の菌はカビのようなものらしいです。後天性であれば何かしらの原因で菌が体内に入り込み、心臓の中の弁という、極めて激しく血液が流れている部分であるにも拘わらず、あえてそこに菌が取りついて弁膜症を発するようです。風邪の予防もそうですが、手洗い、うがいなどで清潔な状態を保つことが心臓病の案外有効な予防策にもなるのかもしれません。

⑤手術が終わって目覚めた時に最初に想ったことは?

この質問に対するアンケート回答は、皆さんの言葉をそのまま掲載した方が術後すぐの気持ちがリアルに伝わると思います。

・俺は生きているのか?死んでいるのか?
・えっもう終わったの?(麻酔をしてから3秒後くらいの感覚でした)
・1回目:こんな楽でいいの? 2回目:拘束と口にも管だらけで2日間、意思疎通できなくいらいら。
・目覚めた時の景色が一般病棟と似ていたので、時間が経ちすぎて一般病棟へ移るまで寝ていたのかと思った。
・水分補給。目覚めた時の時間
・ここは何処と思ったがすぐに手術から生還したんだと自覚し心底ホッ!とした。
・ドレンが背中に当たっていたようで、大変痛かった
・ただ虚心に、「終わった。」と感じたような気がします。
・(手術が)終わった!とホッとした気持ちで家族と面会したことを思い出しました。
・息が吸えない、ねむい
・手術が成功したと思った
・ICUの中で、「あ~終わったんだ! 早く回復するように、眠ろう」と思いました。
・気管挿管が苦しい
・一番辛いらしい抜管が終わった、と思った。
・何だか息苦しい。手術終わったんだ…。と思いました。
・あれ、ココどこ?そいえば、手術したんだ。。。ってこと思った記憶があります。
・あれ?ここはなんだ?どうなってるんだ??ん?手術終わったのか???という感じ。通常の眠りから覚めるのと違って、急に場面が切り替わったように感じた。そのあとは、人工呼吸器が苦しかったから早くもう一度寝ようと思った。
・喉が乾いた
・喉が渇いた
・く、く、苦しい〰️
・あっ生きている!
・手術が終わったんだ。。。胸が熱い。
・形成術で終わったかどうかが心配でした。喉の入っている管が苦しかった!
・(目覚めたとき家族に成功と知らされたので)しめた!とりあえず手術成功だ〜次はICUを切り抜けよう!(結構冷静でした)
・とりあえず、手術が終わり生きているんだなあと思いました。
・生きてると思いました。
・終わった。喉の渇き
・人口呼吸器が1番苦しかったです。それと、心臓手術を舐めていた私は、目が覚めた時、苦しさのあまり、騙されたーっと、思いました。誰も、騙してはいないのですが。
・家族はどこに?
・生きてる、、
・生きてる!!
・今が、朝か夜かわからない。
・ここはどこだろう?何しているんだろう。
・手足が縛られていて人工呼吸器が喉に入った状態で、自分で呼吸しようとすると人工呼吸器と喧嘩してしまい呼吸が止まってしまうので怖かった。その時は生き返ったという感動は感じなかった。
・もう少し寝かせて。麻酔が覚めにくく、周りの人がたくさん声掛けして下さったらしいです。のどの渇き、痛みが分かるようになりありがとうと思いました。
・手術が終わってICU に移動してから手術を勧めてくれた内科の医師が手術が無事に終わったよって眼を覚まさせてくれて、一番最初に思った事と行動した事は内科の医師と握手を交わし、ありがとうと感謝の想いを伝えた事かな。
・目が開かない、声出せない
・喉が乾いた 息がしずらい
・(ICUで)あ、看護師さんがいる...
・真っ暗だったので「これから手術なのかなあ?」と思い、手術後と気が付いた時点で「形成術でできたのかなあ?」と・・・同時に「お水が飲みたい」と思いました。
・息が出来ず、このまま窒息死すると思った。

⑥心臓の薬を・・・
⑥心臓の薬を・・・
心臓の手術をした人は、ほとんどの方がその後も心臓の薬を飲み続けているものだと思っていましたが、結果は違いました。術後3カ月くらいまではほぼ全員が心臓の回復のために何かしらの薬を処方されると思います。しかし、その後は、心臓の薬を処方されている方は6割しかいません。4割の方は、術後は薬も不要な健康体に戻られている訳です。毎日の服用薬が無ければ、副作用の心配もなく、後編のアンケート回答で出てきますが、通院の頻度も間隔を長くすることができます。心臓病、特に弁膜症は、大きい意味では一過性のケガみたいなもので、治療が済めば薬も不要で、病気になる前の状態に完治できることが多いと言えそうです。

⑦飲んでいる薬の名前は?(心臓の薬を服薬されている方のみ)
⑦飲んでいる薬の名前は?
心臓関連の薬って、こんなに沢山種類があるのですね!名前を聞いたことも無い薬が沢山ありました。まず、心臓の薬を飲んでいると回答された方の半数が飲まれているのが、バイアスピリンです。これは血液をサラサラにする薬です。でも、ワーファリン程の抗凝固作用はありません。打ち身などで内出血になることもありますが、大して酷くはなりません。南淵先生曰く、これは術後の方の予防の為にとりあえず処方している「どうでもいいっちゃどうでもいい(鼻くそみたいな)薬だ」と仰っています。ちなみに、薬価は安く1錠5円程だと思います。但し、胃酸を抑制する胃薬(タケプロンなど)を同時に服薬することが勧められているようです。薬を飲むための薬が必要という訳です。次によく飲まれているのがメインテートです。主に不整脈を防止する薬のようです。ワーファリン服用者が案外少なく感じました。機械弁を植え込んだ方は、生涯に渡ってワーファリンに代表される抗凝固剤を飲まなくてはなりません。一生持つ機械弁の宿命のようなものです。ワーファリンは何十年も世界中で使われている定番の薬ですが、血液凝固検査を定期的に行い服薬量を体の状態に応じて調整していく必要がありますし、内出血などのトラブルになる可能性も高いです。納豆のビタミンKがワーファリンの効果を弱めるので食べることができないのも好きな方には辛いですね。最近は、ワーファリンの欠点を補う新薬(エリキュースなど)が登場しているようで、それらを医者から勧められることもあるようです。薬は元々自然界に存在しない人工物なので本来は飲まないに越したことはないと思います。飲まないで抱えるリスクと飲むことで救えるリスクのバランス判断が大切なのでしょうか。全てを医者任せにするのではなくて、自分の体が本当にこの薬を必要としているのか、感覚的にでもその答えを捉えるようとする気持ちは必要かもしれません。

⑧入院中に一番つらかったことは?
⑧入院中に一番つらかったことは?
開胸に伴う胸骨や創の痛み、体を自由に動かせないことによる背中の痛みが辛かったという方が全体の3割強です。私もICUから一般病棟に戻った初日はこの痛みでかなり辛かった記憶があります。小切開の手術ですとこれに対しては有利と考えられそうですが、逆に、小さい切開場所から胸骨に負荷をかけ開きあけて手術を行うので、術後の痛みは通常の正中切開より大きいと聞いたこともあります。一方、入院中に特に辛いことは無かったという方がその次に続きます。手術したのだから多少痛いのは当たり前と思えば、それ以外はなんとかなるのでしょう。でも、個人個人によって、術後の状態が悪くて極めて辛い思いをされたり、自分より後に手術した人が先に退院されるのに焦りを感じたり、中には病院スタッフの無神経な発言に傷ついたりされた方がいらっしゃいます。

前編の集計結果は以上です。後編の記事も公開済みです。合わせてご覧ください。
ご意見、ご感想がありましたらコメントにてお知らせ頂けると幸いです。(企画のやりがいになります。)

2018.11.10
(元)心臓病仲間のアンケート(第二弾) 
企画・集計・考察  カムバックハートこと鍋島

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プロフィール

Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の50歳男性。

2008年12月に40歳で心臓の僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)


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お知らせ
このブログは、私が心臓弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。手術を受けた時の描写は2008年12月の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

(元)心臓病仲間のアンケートを企画・回答集計しました。これから心臓手術を受ける方にはとても参考になるデータだと思います。こちらの記事へ

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南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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