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(元)心臓病仲間の手術体験 -BNR34さんの場合ー

「(元)心臓病仲間の手術体験~リバイバル特集第五弾~」は、比較的最近、とは言ってももう早くも2年も経つのですね、BNR34さんから頂いた術前に集まりに参加した際の感想記です。

前にも書きましたが、術前の精神的・肉体的なパワーが落ち込んでいる時期に、見ず知らずの人達の集会に飛び込んでいくには、相当のモチベーションが必要だと思います。気力を奮い起こし術前に集まりに参加する目的は、次のようなものでしょうか。病気・病院・手術についての情報収集。同世代の同じ境遇の人の話を聞いてみたい。心臓手術なんて大層なことを経験して本当にみんなあのように元気になっているのかこの目で確かめたい。とにかく今のこの不安を減らしたい。カムバックハートの仲間の輪に興味がある。

BNR34さんは、大動脈弁の疾患ということで、弁置換手術の際に生体弁を植え込むか機械弁を植え込むかで悩まれていました。その時期にタイミング良く開催された第十三回(元)心臓病仲間の集まりに参加して頂いた訳です。その集まりは、南淵先生と深津さんも参加されたり、動画上映会もやったりと、企画イベント的に力を入れて比較的真面目に(?)開催した集まりだったと思います。(最近の集まりは飲食店でダラダラとおしゃべりに浸り込む形が定着していますが・・・それはそれで心地良いので。)

BNR34さんは術後、集まりの共同幹事役を自ら志願されたり、新たな術前患者にご自身の体験談を語り伝えたりと、集まりの常連メンバーとして活躍して頂いています。集まりに参加すればBNR34さんと知り合うことができます。

BNR34さんの(元)心臓病仲間の集まりに参加しての感想
https://comebackheart.blog.fc2.com/blog-entry-278.html

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(元)心臓病仲間の手術体験 -たかしげさんの場合ー

「(元)心臓病仲間の手術体験~リバイバル特集第四弾~」は、たかしげさんの「サイボーグで甦った」です。

たかしげさんからはこれまでに沢山の投稿を送って頂き、当ブログで発表してきました。たかしげさんの人生経験と執筆能力が融合しての独特の文章は読み応えがあります。たかしげさんとの出会いのきっかけもやはりこのブログを通じてのメールでした。何度かメール交換した後、たかしげさんに実際にお会いすることになりました。マダムアリスさん、三つ葉葵さんと私で初めてたかしげさんとお会いした日の事は鮮明に覚えています。(こちらの記事参照

我々とので出会いの後、2度目の心臓手術を受けることを決意されて、術後最初に送って頂いたエッセーをご紹介します。

たかしげさんは(元)心臓病仲間の中では最高齢(現在の天皇陛下と同じ年齢)です。でも、集まりでは年齢差は全く関係ないので、たかしげさんと仲間の皆んなは打ち解けた間柄です。では、たかしげエッセーをどうぞ。

たかしげ 「サイボーグで甦った」
https://comebackheart.blog.fc2.com/blog-entry-97.html

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(元)心臓病仲間の手術体験 -ayaさんの場合ー

「(元)心臓病仲間の手術体験~リバイバル特集第三弾~」は、「ayaさんの心臓手術体験記録」です。

ayaさんと知り合ったきっかけは、ayaさんが僧帽弁閉鎖不全症で経過観察中にこのブログを通じてメール連絡を頂いたことでした。「僧帽弁閉鎖不全症の経過観察中ですが、近い将来手術が必要になるものと思われます。できましたら、術前・術後の方々のお話を伺いたくご連絡させて頂きました。女性で参加される方がいらっしゃいましたらなお嬉しいです」とそこに書かれていました。連絡を頂いた直後に開催された第六回(元)心臓病仲間の集まりで初めてお会いすることになります。手術を受けたばかりの女性の方も多く参加していたので、良いタイミングで出会えてかなり参考にしてもらえたのではないかと思っています。

そして、手術を受けられた後に、未婚の女性としての心臓病に対する心境を同じ境遇の方の参考になればと綴って頂いたのがこの文章です。

ayaさんとは、術前の集まり、術後の外来、術後の集まりでお会いしています。術前から出会える方は少ないので、このように各ステップを確実に乗り越えてこらえれた様子を見ることができるのは、ちょっと先輩の(元)心臓病仲間として嬉しいものです。

ayaさんの心臓手術体験記録
https://comebackheart.blog.fc2.com/blog-entry-192.html

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(元)心臓病仲間の手術体験 -越後人さんの場合ー

「(元)心臓病仲間の手術体験~リバイバル特集第二弾~」は、「越後人さんの回顧録」です。

越後人さんと知り合ったきっかけは、東京ハートセンターの外来でのことでした。南淵先生からの紹介でした。南淵先生は「この患者さんと話ししてください」と、外来のロビーで突然に患者と患者を引き合わせることがよくあります。患者同士が情報交換することは、医療側に都合の悪い情報も共有されたり、同じ病気のあの人はあのようにうまくいったんだから自分も同じやり方で絶対そうなると患者が思い込んでしまう懸念があり、医者にとって時に望ましくないことのようです。特に術前の患者が術後の患者から得た情報によるそうした思い込みを専門家である医者に執拗に要求するようなことをしてはいけません。だからなのか、医者が別の患者を紹介することはあまり無いのではないでしょうか(個人情報の保護的意味合いもありそうです)。そういう意味では積極的に患者同士を結び付けてくれる南淵先生はかなり例外的な医者なのかもしれません。このことは南淵先生の勇患列伝その7に、「私は痛感した。治療を受ける前の患者同士がこちらを狙いすましているのだ。となると、こちらには狙われても動じない気概が必要だ」と、エピソードとして書かれています。

初めてお会いした時の越後人さんは心臓手術を受けられて間もない頃で、遠方にお住まいですがそれ以来度々集まりに顔を出して頂くようになりました。フェースブックに投稿されていた回顧録の転載許可を頂いて紹介したのがこの「回顧録」です。越後人さんが集まりで「越後人です」と自己紹介されると、「あっ!あの人だ!」と歓声が上がることが多かったのも、前回のマダムアリスと同様です。

越後人さんの回顧録 Part 1
越後人さんの回顧録 Part 2
越後人さんの回顧録 Part 3
越後人さんの回顧録 Part 4
越後人さんの回顧録 Part 5
越後人さんの回顧録 Part 6
越後人さんの回顧録 Part 7

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(元)心臓病仲間の手術体験 -マダムアリスさんの場合ー

(元)心臓病仲間から、ご自身の心臓手術体験や患者としての気持ちを綴った文章を過去に投稿して頂いたことがあります。読み返してみると、自分とは異なる視点での患者の気持ちやその人特有の実体験が描かれていたことに新鮮さを感じました。過去の記事に埋もれさせてしまうのはあまりに勿体ないので何人かの投稿をリバイバル紹介したいと思います。

「(元)心臓病仲間の手術体験~リバイバル特集第一弾~」は、マダムアリスさんの「マダムアリスのつぶやき その1」です。

昨日私が書いたブログ記事には10代~20代で心臓手術を受ける人はあまり多くないのではと記しましたが、マダムアリスさんは17歳の時に最初の心臓手術を受けられています。当時の心臓手術を取り巻く患者環境は現在とは相当異なっていたようです。そのような環境の中での若い女性としての心境が描かれており、その後の集まりでこの「マダムアリスのつぶやき」のことがよく話題に上りました。

マダムアリスさんは2009年に2度目の心臓手術を受けられ、その後の2010年初めにこのブログを通じて私と知り合いました。初対面の時の記事はこちらです。

さて、それでは、「マダムアリスのつぶやき その1」をお楽しみください。
https://comebackheart.blog.fc2.com/blog-entry-182.html

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40代未満の若い患者が外来に行く気持ち

先日の外来で気付いたことです。

クリニックに来ていた周りの患者を観察したところ、皆さん見た目は私より年上の方ばかり。私ももう決してそれほど若い訳ではないのですが、それでも多分私が一番低い年齢の患者だったのではないかという雰囲気でした。

若くして心臓を患う方がいらっしゃいます。先天性心疾患で生まれて間もなく心臓手術を受ける方や、小学校が始める前の幼児の頃に受ける方。10代、20代は学校があるので比較的心臓手術を受ける方は少ないようです。この時期はまだ若さで心臓も活力を保ってくれているのかもしれません。それでも手術適応状態となれば夏休みなどを利用して手術を受けざるを得ません。後天性で手術を受ける方は、40代~60代に多いようです。でも私が入院した時に病棟で見かける方の平均年齢はもっと上の70代(?)という感じでした。

外来で見かける方に比較的年配の方が多い状況の中で、若い人が外来に通うのは大きな抵抗があると想像されます。親に付き添ってもらって外来に行ったら、患者本人の方が親の通院の付き添いでやってきたのかと勘違いされることでしょう。自分はまだ若いのにどうしてこの年寄りの人達と一緒の環境(病院)に居なくてはならないのか?ちょっと失礼な表現だけど本音としてはこんなところではないでしょうか。

その為に、病院に行く機会を失し、心臓病を放置してしまい、ガイドライン的な手術適応時期を逃してしまったり、心臓のパワーが落ちてしまった状態で手術に至るという結果になる若い方(40歳未満の方をイメージ)も少なくない気がするのです。

健康診断で心臓の精密検査を指摘されたり、風邪などで受診した際に心雑音を指摘されたり、気になる自覚症状がもし現れているならば、年齢に関わらず積極的に循環器を専門に診てくれる医者の診察を受けてみるべきだと思います。

相対的に数は少ないのかもしれませんが、このブログを見て連絡をくれた10代、20代、30代の方は何人もいます。集まりの常連メンバーにも30代の方がいます。

心臓病(特に弁膜症)は、放置しておいて自然に治るものでは残念ながらありません。適切な時期に適切な治療が必要です。その時期の見極めが大事です。そうすれば、心臓の病とは言え、一過性のケガの一種みたいなものと捉えることができる場合も多いようです。

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「南淵先生に診てもらう方法」 最新情報版

2011年5月に「南淵先生に診てもらう方法」という記事を書きました。心臓手術体験マンガを描かれているシメノさんのサイトで、当ブログに南淵先生に診てもらう方法が書いてある旨をご紹介頂きました。「ブログに書いてあった通りの方法で南淵先生にコンタクトして心臓手術を受けたよ」と連絡を下さった方を何人も知っています。そこで、今日は、「南淵先生に診てもらう方法」に「初診からの流れ」を書き加えて最新情報版にバージョンアップしたいと思います。

先日の記事に、「自分の命を預けるに値する医者を見つけて下さい」と書きました。目星をつけた医者は見つかったが、ではどのようにしてその医者にアクセスしたらよいのか分からないという声を聴くことがあります。南淵先生に限らず、心臓外科医へのコンタクト方法の一例として本記事で紹介したいと思います。

TV・新聞・雑誌などのマスコミへの登場の多い南淵先生ですが、診てもらうのに特別なコネは必要ありません。もちろんあなたが有名人や芸能人である必要もありません。但し、条件が一つ、心臓を患っている必要があります。私は、南淵先生は最もアクセスが容易な心臓外科医の一人だと思っています。

狭心症や心筋梗塞、弁膜症などの心疾患を患っている、その予兆がある、内科医に手術を勧められた、また、自分の心臓が本当に手術を受けなくてはならないほど悪いのか、もしかしたら何かの間違いではないのかという疑問を抱かれている方々で、南淵先生の診察を受けたいとお考えの場合は以下の手順をご参照ください。

まずは、外来予約を取る病院を決める。
現在南淵先生は下記の場所で外来診察を毎週持たれています。詳細はこちらへ。
 ・新横浜ハートクリニック(日曜午前)
 ・稲波脊椎関節病院(水曜午前)
 ・南町田病院(水曜午後)
 ・昭和大学北部病院(木曜午後) 
 ・札幌や沖縄などの病院でも外来を持たれています。

最初は検査と診察を受けるだけなので、上記のどこでも便利なところで構わないと思います。昭和大学北部病院は検査その他に時間が相当かかるようなので、関東圏でのお薦めは、新横浜ハートクリニック、稲波脊椎関節病院と南町田病院です。いずれの場合でも、もし手術適応となれば入院~手術は南淵先生お勤めの昭和大学北部病院で行われます。

行く病院を決めたら、そこの受付に電話をかけて南淵先生の外来の予約を取るだけです。紹介状はあった方が支払が少なくなるメリットはありますが、必ずしも必要ではありません。

病院に直接電話する前に、心臓手術専門相談ラボのフリーダイヤル(0120-596-810)に電話して、まずは相談してみるのも良いかもしれません。通常留守電になっており、メッセージを残すと折り返し深津さんや、時に南淵先生から電話がかかってくるようです。その上で診察希望となれば上記の病院に足を運ぶことになります。

新横浜ハートクリニック、稲波脊椎関節病院と南町田病院であれば、初診受付後、まず検査を行います。検査内容は、心臓超音波検査(心エコー)、心電図、胸部レントゲン撮影と採血くらいです。それ以上の詳しい検査は手術することが決まってから必要に応じて受けていくことになります。検査は1~2時間で終わり、暫く待つと、その検査結果による南淵先生の診察を受けることができます。たった半日で結果に辿り着くことができます。大きな総合病院なんかではありえない極めて軽く迅速なフットワークです。

さて、検査結果が出そろい、診察の順番がやってくると深津さんから「○○さん、どうぞ~」と、診察室に入るように声をかけてくれます。南淵先生との初診察はどんな雰囲気なのか、どんなジョークを交えてお話されるかお楽しみに。シメノさんのマンガの第八話を読むとその雰囲気が良く分かりますよ。

南淵先生からもし「手術をお勧めします」と言われたら・・・①一旦時間をもらって家に帰って家族と相談する、②その場で即決で手術を受けることを決める、③別の医者の意見も念のため聞きにいく、などなど。ちなみに、南淵先生の外来で、患者が手術を受ける意志を表示すれば、それは執刀医は南淵先生に決定することを意味します。入院日や手術日も深津さんのスケジュール帳の空きスペースに書き込まれ、その場でとんとん拍子に決まるはずです。診察室を出た後、術前検査や入院手順についての説明をスタッフから聞くという流れです。最後に会計は、保険適応3割負担であれば7~8千円前後でしょうか。(金額は紹介状の有無などで異なりますのでご参考です)

心臓病は症状が進み心臓のパワーが落ちた状態になると術後の成績も良くない場合が多くなります。手遅れにならない時期に適切な治療を受けれるように行動を取られることをお祈りいたします。

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あまり知られていない謝礼の話

答えにくい質問だと思ったので、先日来企画していた(元)心臓病仲間のアンケートではあえて盛り込まなかった質問があります。手術を受けた病院や医者に対して謝礼を渡したかどうかという質問です。ブログを読んだ方から時々メールで頂く質問でもあります。

謝礼を渡すべきか渡さなくても構わないのか?渡すタイミングは、入院前、術前それとも術後?お金で?幾らくらいが相場なの?などなど。

以前は、ご高名な大学教授に執刀してもらうならば○○○万円、助教授クラスなら○○万円、(研修医の練習台でもいいですよ!ならば○万円?(ほんまかいな!))なんていう話が実際にあったようです。謝礼とは違う話ですが、某製薬会社の営業の方から直接聞いた話では、自社の薬を病院で沢山使ってもらうための医者への接待は、時に一晩で30万円も使ったことがあるそうな。

まあ、これらはバブル期以前の昔のことだそうです。現在の世の中にもしそのような医者がいたとしたら、患者からの信頼は得られず、見放されて医療として成り立たないようです。これも某製薬会社の方が言っていました。

そもそも謝礼を渡す意味はなんぞや?一般的な解釈としては、心臓手術を執刀してもらい予定通りに元気に回復した。命を救ってもらったという情念からの感謝の意味合いで金銭的にお礼がしたいという医者や病院スタッフに対する患者の気持ちを表したものというところでしょうか。もし自分が医者の立場であったなら、自分が執刀した患者から何をしてもらったら一番うれしいかと考えてみると良いかもしれません。必ずしも、金銭的なやり取りでなくても、例は上げませんが別の形でのお礼の伝え方は沢山あります。今日、謝礼目当てで手術を行う外科医は皆無だと思います。公立病院などであれば、病院の廊下に謝礼禁止の貼り紙が貼ってあることがあります。それでも渡す人はこっそり渡すようですが。

もう何十年も前のことですが、私の父が病気で地元の病院に入院していたある日、父が看護師さん達へのお礼に、お昼にお寿司を出前でとって振る舞っていたことがありました。父は、美味しく食べてもらえたと母や私に伝えてくれました。当時若かった私は親のその行動を見て、本当にお世話になっている人に感謝することは素晴らしいことなんだと嬉しく思った記憶が鮮明に残っています。

拡張性心筋症などを患っている幼児が海外に渡航して心臓移植を受ける為に、募金を募る活動がよく報道されています。自分の心臓が元気になったお礼に心臓病で苦しむ仲間の為に募金をするという方法もあります。謝礼とは違う形ですが、考えてみても良い、心臓に関わる感謝の気持ちを表現する行動なのではないかと思います。

結論として、謝礼はあくまでも個人の判断だと思います。渡したければ渡せばよいし、渡さなくても充分な医療費は支払われています。他人がどうしたかを参考にする必要性も、金額相場といったものもなにもありません。

ここまで私の意見を書いたところでお終いにしようと思いましたが、「これじゃ何も参考にならんぞ」とブログ読者に思われてしまいますね。ここまで読み続けてくれた方への情報を一つご紹介します。以前お薦めしたことがあるのですが、「図解これで安心!心臓手術」という本があります。心臓外科医の小坂眞一先生が書かれた本です。心臓病患者向けに心臓の病気、薬や検査の種類、手術の方法、術後のことなどをとても分かり易く説明されています。その本の中に「主治医や執刀医に対する謝礼は必要ですか?」という質問とその答えが書かれています。「原則として心づけは不要。もし医者やスタッフが要求してくるような病院であれば別の病院に移るべき。手術後であれば無視すること。それでも、私はどうしても渡さないと気が静まらないという人は・・・手術当日は執刀医や別の外科医が必ず病院に泊まって患者の術後管理をしています。時には徹夜での対応になることも。当直のアルバイト料と言われている相場金額相当を主治医に、執刀医で主治医(泊まってくれる医者)であればその倍くらいが謝礼として妥当でしょう。(自分の勤務先の病院で当直してもこのアルバイト料よりかなり少ない金額の手当しか出ないそうです)」とのことです。当直アルバイト料の相場が幾らくらいなのかはご自身で調べてみてください。

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病院の選択? それとも、医者の選択?

「心臓の手術を受ける必要があります」と宣告されたあなた!
ほとんどの方はとてつもなく大きな不安を抱かれます。(中には全く不安を感じなかったという大変肝の据わった方?もいますが。)

宣告したのが循環器内科医であれば、系列病院やその内科医が信頼する病院を紹介してくれると思います。中には、「紹介状を書きますので、次回の外来までにどこで手術を受けるか自分で決めてきてください」と言う内科医もいる。(私に起こった実話)

心臓手術の実績件数の多い病院を選ぶのはセオリーだ。しかし、注意しなくてはならないのはその実績を上げたのはどの外科医かということだ。昨年日本一の件数を誇った病院も、そこの優秀な外科医が別の病院に転職したら、翌年は件数がた落ちになるかもしれない。病院を選ぶというよりはどの心臓外科医に執刀してもらいたいかを決めることが重要だと思う。日本の心臓外科医で、所謂第一線で活躍されている方は30名程しかいないそうだ。ちょっとした手術とは違って、命を預ける手術を受ける訳なのだから、希望する執刀医をまず決め、次にその外科医が今働いている病院に向かえばよい。例えそれがこれまで実績が無かった病院だからと言って敬遠する必要はないかもしれない。優秀な外科医がいれば優秀なスタッフが集まり、患者も増えておのずと実績も増える。サラリーマンの転職は最近は珍しくなくなってきたが、医者の勤務先の変更は日常茶飯事といって良い感じがする。南淵先生の場合も、私が手術を受けた当時は、大和成和病院、その後、東京ハートセンター、現在は、昭和大学北部病院で手術をされている。

めでたく希望の執刀医が見つかりました。でも医者の予定が詰まっていて手術してもらえるまで何カ月も待たなくてはならないと言われたら、もしかしたらその医者とは縁が無かったのかもしれない。検査して手術を実行する時期にはまだ早いからしばらく経過観察しましょうということなら、もちろん問題はない。そうではなくて、手術適応と判断されているにも拘わらず、なかなか手術が決まらないならば別の医者も視野に入れた方が良い。どんなに忙しい医者であっても何カ月もの間、手術一件すら追加で予定に入れることができない事って果たしてあるのだろうか。注意したいのは、本来、まだ経過観察を続ける方が望ましい状態なのに、患者や患者の家族の方から、心臓病と分かったのでどうせ手術しなければならないならば早くやってすっきりしてしまいたいと、医者にプレッシャーをかけてしまうこと。医者も人間なので、患者が医者に不要なプレッシャーをかけてしまうことは、結果的に患者のメリットも薄くしてしまうこともある。

一般の手術と違って、命を預ける心臓手術の場合、執刀医が誰なのかちゃんと分かってから入院を決定するのは珍しいことではないし、そうしたい。手術前日にやっと執刀医が分かるような病院は止めておいた方が無難かもしれない。病院という組織ではなく、心臓外科医として責任を持って目の前の患者を全力で執刀してくれる、そんな医師と巡り合うことができたらあなたの心臓手術へのプロセスはあらかた終わったようなものだ。

首都圏であれば手術を受ける病院の選択には困らない。地方であれば、地元の大きな病院を選ぶケースが多いと思う。地方にも飛びぬけた実績を上げている心臓外科医がいたり心臓病専門病院があったりするので、運よくそういう病院が地元にあれば悩む必要はない。日本は海外に比べたら地理的に狭い。広大な土地に住む海外の患者の心臓手術を受ける病院の選択での地理的条件は、病院密度的に日本よりかなり不利だと思われる。例えば日本ならば、九州から東京まで新幹線で数時間で移動可能だ。はっきり言って、心臓手術は日本のどこで受けてもよいと思う。日本全国の心臓外科医が選択対象になりうる。術後のフォローは地元の病院で受ければ良い。心臓手術を受けた病院にはきっと愛着が沸くので、年に1回くらいは近況報告を兼ねて旅行がてら手術を受けた病院で検査を受けるのも良いアイデアかもしれない。

と、普段私が感じている病院選び、医者選びの思いでした。(元)心臓病仲間の皆さんのご意見はどうですか?

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術後四十五回目の外来(新横浜ハートクリニック)

今日は、中2か月での定期外来。12月は混んでいるとかで一カ月前倒しでの予約でした。10時受付、速攻で血圧測定(128/80)と血液検査。検査で採血する血液の量は7~8ccとのこと。そのまま隣の部屋へ移動して12誘導の心電図検査。2階から3階へ移動して胸部レントゲン撮影。正面と横からの2枚撮影。なかなか忙しい~。でも、ここまで受付から10分強しか経っていません。次の検査は心エコー検査。私の前に2人の方が検査待ち。一人約20分の検査なので、今検査している方を含めて3人x20分で、自分の番になるまで1時間くらいかかるなと計算。実際その通りの時間で心エコー検査を開始。以前、大和成和病院の検査技師さんに聞いたのですが、一人の技師さんで心エコーを一日に20人くらいやりますと言ってました。20分x8時間=24人。20分くらいの実検査に加えて、夫々の検査報告書の作成もされるので、一日ひっきりなしに検査を続けて20人くらいということだと思います。

心エコーが終わると、2階に戻って、直ぐに深津さんの呼び出しで、南淵先生の診察。検査結果は良好。南淵先生の外来では必ず聴診器での調音があります。「あれ~、鍋島さんの心臓は普段もっと雑音があったのに綺麗な音になってるなぁ」とのこと。術後10年を目前として、私の心臓の状態は優秀と言えるようです。それ以外では、先週、会社の方から頂いたチョコレートをやめられない止まらない状態で食べ過ぎた影響がモロに出ていて、中性脂肪値が高くなっていました。

次回外来は、3か月後の2/3(日)。これまで、3、6、9、12月の外来だったのですが、ここでパターンが変わって2、5、8、11月になりそうです。来月術後10年となりますので、次回の外来では南淵先生、深津さんと一緒に記念撮影する予定です。

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プロフィール

Author: カムバックハート

カムバックハートブログバナー

カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の50歳男性。

2008年12月に40歳で心臓の僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)


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但し、私は医者やカウンセラーではないので医学的なご質問にはお答えできません。初めて連絡下さる方は簡単なプロフィールをお願い致します。

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このブログは、私が心臓弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。手術を受けた時の描写は2008年12月の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

(元)心臓病仲間のアンケートを企画・回答集計しました。これから心臓手術を受ける方にはとても参考になるデータだと思います。こちらの記事へ

コルコバード


南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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